kazuma

 

心の純度を上げる

 

今は「心の時代」だとよく言われています。

多くの国々は機械文明の発達のおかげで物に溢れるようになりましたよね。

 

機械文明は生産性の向上を目指して合理性を優先させます。

しかし、人の心の問題をないがしろにさせてきました。

 

人の心の豊かさは合理化によっては培われないのです。

 

このまま機械文明が進んで行くとどうなるのでしょうか。

 

ベーシックインカムが導入されて、AI(人工知能)とロボットの発達により、富は機械が作り、人間は遊んで暮らせるようになるのでしょうか。

これはまだまだ想像の域を出ません。

 

ただテクノロジーの発達は文明が滅びない限り止められません。

きっと加速していくでしょう。

 

では人間の心の豊かさはどう解決していくのでしょうか。

 

現代は、宗教、心理学、カウンセリング、スピリチャル、自己啓発などなど、心を扱うものに溢れていますよね。

何を選ぶにしても、「自分の心の傾向性に似ている」という所に皆が集まるのだと思います。

 

例えば宗教で言いますと、

日蓮宗は、仏法の力で世の中を変えるんだという前向きな考え方。

浄土宗は、南無阿弥陀仏で全て阿弥陀様に預ける事によって来世の幸福を得るあきらめに近い内向的な考え方をする人が集まる、というふうに、良い悪いではなく、ただそれだけの事ではないでしょうか。

 

 

こんな「心の時代」に生きる僕の今のテーマは「純粋に生きる」です。

自分自身がこの時間に限りある人生において「どう生きるか、どう在りたいか」という事に対してなるべく純粋になるという意味です。

何も聖人君子になるという意味ではありませんよ。(笑)

 

人生は人との出会いの連続。

人を見る目というのは、人生経験とか知識とか情報量、頭の良さ等から獲得できる能力だと思っていましたが、

どうやらそれは勘違いだったようです。

 

自分が純粋であればあるほど相手の事もわかるという事を学びから気づきました。

 

「正直者は馬鹿を見る」という言葉が昔からありますが、それはまだまだ自分自身が中途半端な純粋さなのです。

限りなく自分の純度を上げていけば、出会う人も見える景色も変わってくるのだと思います。

 

 

つまり、「人間の心の豊かさはどう解決していくのでしょうか」の問いに対する僕なりの今の回答は、

自分自身が「どう生きるか、どう在りたいか」という事になるべく純粋に生きるという事です。

 

 

カズマデザインでは庭という舞台装置を通して「日々の何気ない暮らしを楽しむ」をコンセプトにしていますが、

これを深く突き詰めて行くとどうしても、

「庭」→「日々の暮らし」→「生き方・在り方」→「哲学」の話しになってしまいます。

 

今回はちょっと固いお話しでしたね(笑)

 

 

 

yoshimi

 

新年は、同窓会と 父夫婦との豊かな時間

 

「暮らしを楽しむ」と聞いてみなさんどんなイメージですか?

私は20代からずっと、幸せな暮らしに憧れてきました。

 

実家は母子家庭で貧しく母が厳しかったので、暖かい家庭にずっと憧れていましたね。

看護師になって欲しいものが買えるようになり、服や雑貨、本、CDなどを大量に買い集めました。

収納に悩み棚を買い、模様替えを繰り返していました。

 

結婚して好きな家具や食器などに囲まれ、一瞬は夢のような時間でしたが、ふと気づくと無いものに目が映り、

もっと素敵な器が欲しくなったり、もっと服が欲しいのに買えないと、収入が少なく感じたりしたものです。

 

 

2015年に近藤麻理恵さん監修のときめき片づけ講座を受講し、

自分の持ち物すべてをすべて一個ずつ触り、「ときめくもの」を残していったところ、

残した服やものたちが収納に困るほど大量にあるのを見て、

「好きなもの、残したいものがこんなにあるんだ!」と驚きました。

 

 

その時ふと気付いたのです。

「主人の収入が少ないから」とか、

「貯金しなければいけないから買ってはいけない」

「〜しなければいけないから買ってはいけない」

「普通は〜するものだから」などと、

自分の概念で自分を縛っていたことに気づいたのです。

 

確かに育った環境の中に原因はあったけれど、主人はそんなことを言っていなかったし、

自分の勝手な思い込みが多かったのです。

 

そこに気付けた私は、自分の本心(御心・潜在意識の声・カラダの声)を見つめるように(内観)なりました。

 

本当は自分はどうしたいのか?」を常に問いかけたのです。

 

もっとオシャレになりたいと気付いたからパーソナルカラーや骨格診断を受けてファッションを磨いてきたし、

雅姫さんみたいな暮らしをしたいなと気付いたから、雑誌を観てテーブルコーディネートを真似してみたり。

できることを少しずつ楽しんでいくうちに、徐々に徐々に暮らしが自分色に染まり、家にいるのが楽しくなりました。

 

 

 

自分が満たされると家族や周りの方達に優しくなれます。

子供がいればおもちゃや小物が増えて憧れのインテリアとはほど遠い部屋にもなります。

でも、家族と暮らす選択をしたのも自分。

家族みんなが帰るとホッとする家を作りたいものです。

 

それには絆*整理収納法で持ち物ひとつひとつを「両手で」触り、モノと向き合うのがオススメです。

モノを通じて脳内に記憶されている潜在意識が蘇り、尊い御心に気付けるからです。

暮らしを本当に楽しめるようになるのは、そこからだと思います。

 

整理収納は生きる土台。

 

生き生きと立てる自分になるために、土をしっかり作り、根を張ることが、

自分らしく笑顔で生きる真髄だと思うこの頃です。