2019.5月号-暮らしはアート

kazuma

 

お庭に明かりが 灯りました

  お庭に照明はありますか?   あったとしても、おそらくそれは、防犯用の人感センサー付きライトであったり、ポールライトではないでしょうか?   もちろんその2種類のライトは良いと思います。 人感センサー付きライトは防犯用としての機能性、ポールライトも、お庭を美しく演出してくれる美的効果は抜群だと思います。   我が家のライトは高い所から下を照らすアンティーク風ライトにしました。 しかも何箇所も設置しました。それを選んだのには強い想いがあります。  
心地よい夜風を浴びながら
  僕の考える外構&お庭というのは、「ただ作って外から眺めるだけ」ではなく、 家族全員で使って楽しむという積極的行動をする「場」にしたいという強い想いがあります。   過去の記事にもくどいくらい書いています「アルフレスコダイニング(お庭で食事)」という行為もその一環の考え方です。   広大な敷地があれば、「ただ眺めるだけ」のお庭空間はとてもいいと思うのですが、僕のような一般庶民にとっては、限られた敷地のスペースの中で、いかにそこに暮らす家族全員が楽しめるか、いかにその限られたスペースを使い倒せるかが大切に感じます。   高い所から下を照らす照明があれば夜でも庭で活動ができるわけです。  
我が家の外灯
  活動とは例えば、食事をしたりお酒を飲んだり、ノートパソコンを持ち出して仕事をしたり、読書したりなんでも。   照明をつけても昼間と違って明るくなり過ぎないので、ムーディーな雰囲気は演出されます。     僕が外構&お庭は「家族で暮らしを楽しむ空間」という考え方になったのは、20代前半に体験した1年間のドイツ留学経験によるものです。 お庭の無いアパート暮らしのドイツ人も、ベランダにテーブルを出して蝋燭の火で雰囲気を演出してワインやビールを飲みながら談笑している光景をよく見ました。 当時は僕にとってすごいカルチャーショックだったのです。   帰国して歳月が経ち、僕にも家族らしきものができて、当時のドイツ人の真似をしてみたわけです。 やはり最高だったのです。   もちろんドイツと日本では気候風土が違いますから季節を選びますが、それでも最高ですよ。   皆さん、夜のお庭を楽しんでみてください。     もちろん、その外構空間作りのお手伝いやアドバイスはカズマデザインにお任せください♪          

yoshimi

 

リビングに子供の 勉強コーナーを 作りました

    娘がこの春4年生になり、今まで通っていた児童クラブを辞めました。 家で過ごす時間が増え、リビングが散らかり、「片づけなさい!」とついつい言う時間が増えました。 顔を見るたびに小言を言うとうるさがられてしまい、すぐに片づけてくれないと私もイライラしてしまいます。   私は母にしょっちゅう小言を言われて嫌だったため、娘にはなるべく言わないようにしたいのですが、ついつい言ってしまいがち。   どうしたらお互い気持ちよく過ごせるか、考えました。   私は整理収納講座がある日とお客様のお宅へ伺い個人レッスンをする以外の日は、ほぼ家で仕事をしています。 私の部屋はないのでダイニングテーブルのキッチンに近い席が私の定位置なのですが、この席から娘のモノを収納していたコーナーが丸見えで、そこが散乱していると視界に入りモヤモヤしていたのです。   そこで思い切って娘のコーナーを大幅に模様替えすることにしました。   まず、二階の子供部屋に置いてあった勉強机(私の学生時代のお古)は使っていなかったのでリビングに下ろしました。 私のダイニングテーブルの席から死角になるコーナーに机を配置し、娘の勉強コーナーを作りました。 そこには学校で使うものと日々よく使う遊び道具や小物類を収納し、使用頻度の低いおもちゃ類は二階の子供部屋へ移しました。 私の席から視界に入る壁側の棚は2つあったうち一つに減らし、リビングで読む子供の本とおもちゃを最小限収納することで、すっきりして見えるようにしました。 もちろん事前に娘に説明し、許可を得て作業しました。   自分のコーナーが完成したのを見て娘は大喜びしてくれました。
Before
After
  さらに嬉しかったのは、自分の机周りは汚いのが嫌だと言うことで、自分なりに収納を工夫し、机上にものができるだけで内容にキープしてくれるようになったのです! おかげでリビングのローテーブルは汚れなくなり、私の席からの眺めは心地よくなりました♬   「片づけなさい!」と子供を動かそうとするよりも、視点を変えて子供が片づけたくなる収納を工夫することで、親のストレスは減るものだなぁと、改めて感じています。   親が整理収納理論を身につけていると子供の視点で応用できるので、学んで本当に良かったなと思います。      
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