自己紹介を少しだけ・・・


私も魔法をかけられました。

 もともと私は芸術大学で油画を専攻する画学生でした。卒業後は名古屋方面でデザイナーをしておりました。約20年ぶりに地元の豊川市に戻り、築40年近い古い我が家の庭を、駐車スペース増設の為、外構リフォームしました。もちろん当時は「外構」なんて聞き慣れない言葉も知らず、あくまでも駐車スペースが必要だという目的から、デザイン的な効果は当時はあまり期待しておりませんでした。
ところが、外構施工と植栽工事が終わった頃、自分の庭に対する意識が劇的に変わりました。癒される心地良い空間に生まれ変わった自分の庭を見て感動しました。私が魔法をかけられた瞬間です。外構(庭)には「家族を幸せにする魔法がある。」そう確信しました。「今度は自分が魔法使いになりたい」と思い、エクステリアの業界に入りました。

ドイツ体験記

 1996年に1年間ドイツ留学しました。

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堅実で慎ましく暮らすドイツ人は、多くの日本人のように、週末はアミューズメント施設等に出かける等、物やお金、体力、労力を使って家族サービスをがんばるという事はあまりなく、庭でコーヒー、紅茶、ビール、ワイン、食事をしながら静かに家族で談笑するという光景をよく見ました。また市が畑を貸し出し(市民農園_クラインガルテン)、プチ農園を楽しむという事もよくあります。

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これは、ドイツはキリスト教国で週末は安息日のため静かに家族とともに過ごし神に祈るという文化的な背景がある為かもしれません。

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もともと日本人にも風雅を愛でるという文化がありましたが、明治時代以降、西洋文明が急激に入ってきた事により、物質文明に偏ってきた傾向があります。他人よりいかに多く物やお金を所有する事に価値があるというふうに。しかし現代、「物」の時代から「心」の時代へ移り変わってきました。ある程度「物」が豊かになった現代、「豊かな暮らし」を考える上で、「心」を満たしてくれる「何か」が求められている気がします。

 「世界平和は、まず家庭の平和から。癒される庭作りはその一助になる。」

というのが私の信念です。