本日、2025年6月12日

カズマデザインはおかげさまで創業10周年を迎えることができました。


生まれ育った豊川の地にて設立したデザイン設計事務所が、

今日まで続けてこられたのは、ひとえに地域の皆様をはじめとする多くの方々のご支援のおかげです。

心より感謝申し上げます。

 

 

 

カズマデザインは、少し風変わりなスタイルのデザイン事務所です。

 

外構設計・施工を担うしあわせの庭」と、

グラフィックデザイン制作を手がけるカズマグラフィック」という、

異なる領域を融合させた2つの事業を軸に展開しています。

 

 

 

グラフィックデザインの制作物のほとんどは一人で完結できる世界。


一方、外構は多くの職人やメーカー、商社と連携し、図面(2D)から現実の空間(3D)へと命を吹き込む、

極めてダイナミックな仕事です。

 

 

そこには、手を動かす人たちの想いと技(職人さんたち)が凝縮され、

日々新たな風景が生まれています。

 

 

 

 

創業時から大切にしてきたテーマは

「日々の何気ない暮らしを楽しむ」


外構や庭は、ただのスペースではなく、ご家族の物語が紡がれる「舞台装置」です。

庭での愉しみ方Pleasing one in the garden

 

 


カズマデザインはその舞台装置を通じて、

日常の中にある小さな幸せや喜びを、さりげなくデザインしてきました。

「世界平和は、まず家庭の平和から。庭作りはその一助となる。」


そんな少し大げさにも思える理想を、真顔で語れるのもまた、

庭という癒しの空間の力を信じているからです。

ブログでは、外構に直接関係のないことも多く綴っています。


それは、暮らしをまるごと捉える「ライフデザイン」の視点を大切にしているから。

 

 


家族との時間、自然とのふれあい、自分自身の内面との対話——そのすべてが、

豊かな住環境づくりにつながっていると感じています。

とりわけカズマデザインが提案し続けてきたのが

「アルフレスコダイニング」(戸外で食事)
朝食だって庭で食べれば パンとコーヒーだけでも幸せな時間に♪(我が家での朝食にて)

 

この写真は、我が家のお庭でのアルフレスコダイニング光景です。

 

 

1996年、ドイツに留学していた際に出会ったこの習慣は、

僕の中で「住宅外構とは何か」の価値観を大きく変えました。

 

 

1996年当時、僕が住んでいたドイツの街並
1996年のドイツ留学時の僕。

 


庭で飲み物を片手に家族と語らい、穏やかな時間を過ごす

そんな風景が、心のどこかにずっと残り続けていました。

そして、自分の家族と共に、実際に庭で食事を楽しむ中でその良さを改めて実感。

この体験が、カズマデザインの根幹をかたちづくるコンセプトとなりました。

 

 

これからも「暮らしを楽しむ」視点から、

外構という枠を超えたライフデザインを皆さまと共に創っていけたらと願っています。

引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。