
もし完全自動運転車が普及すれば、郊外の手頃な土地に家を建て、広い庭を持つことがより現実的になるかもしれません。
また、運転が難しくなる高齢者の方々も安心して暮らせる世の中になるでしょう。
そうなれば、
外構屋としても活躍の場が広がり、より多くの方々に理想の庭やエクステリアを提供できる機会が増えるので嬉しい限りです。
ちなみに今更ですが自動車の種類の基礎知識のおさらい
①電気自動車(EV)
搭載された大容量バッテリーに外部電源から充電し、その電力のみでモーター走行する。
②ハイブリッド車(HV)
ガソリンと電気の両方で走る。エンジン車と電気自動車の二系統を内蔵している。
③プラグイン・ハイブリッド車(PHEV)
外部から電池に充電可能なハイブリッド車。
④水素燃料電池車(FCV)
外部から水素を充し、内部で発電しながら、モーターで走る。
⑤elパワー車(SHV)
日産が推進する”ノート”などが該当。
正式には”シリーズ・ハイブリッド車。
車体搭載ガソリン・エンジンで発電して、その電力でモーターを回して走る。
現在の技術では、完全自動運転には高度な電子制御技術が必要とされ、その点でEV(電気自動車)が優位だと言われています。
日本のEV技術の現状
EV市場は急速に成長しており、中国とテスラがリードしているのが現状です。
日本の自動車メーカーもEV開発を進めていますが、市場競争の中で課題を抱えているとされています。
EVの価格が高い最大の要因はバッテリーのコストです。
現状では車両価格の1/3〜半分がバッテリー代ですが、最近はリチウム価格が下落し、バッテリーのコストも下がりつつあります。
技術革新が進むことで、EVの価格も今後下がることが期待されています。
EV競争の行方
EV市場は「ラウンド(戦いの段階)」として語られることがあります。
【第1ラウンド】 テスラ社の優勢
EVの基本性能(航続距離、電費性能、充電時間)において、テスラが他社をリードしています。
【第2ラウンド】 充電インフラの競争
テスラは世界中にスーパーチャージャーを多数設置し、独自の充電ネットワークを構築しました。
特にNACS(North American Charging Standard)を標準化することで、世界的な影響力を持つようになりました。
また、2025年には350kW級の超高速充電器を導入予定であり、充電時間の短縮が期待されています。
一方で、日本の急速充電規格CHAdeMOも200kW級のモデルが登場しつつあります。
【第3ラウンド】 自動運転技術の発展
完全自動運転(FSD)に関して、テスラは膨大なデータを活用しながらAIを進化させています。
8つのカメラで取得した映像データをAIがリアルタイム処理し、600万台以上の車両から得られた情報を「Dojo」というビッグデータに統合。
そこから学習を繰り返し、より高度な自動運転技術を開発しています。
一方で、多くの自動車メーカーは「高精度3Dマップ」に頼る方式を採用しています。
この方式では、事前に作成した地図がなければ車両を運転できないため、未知の環境への対応力が課題となっています。
【第4ラウンド】 EV公共交通の進化
2024年には、テスラがハンドルもペダルもない完全自動運転のロボタクシーを発表しました。
さらに、EVバスの導入計画も進行中で、公共交通の在り方が大きく変わる可能性があります。
【第5ラウンド】 空飛ぶEV(eVTOL)の開発
「空飛ぶEV」の分野では、中国のシャオペンをはじめ、アメリカのJoby AviationやドイツのVolocopterなど、
多くの企業が開発競争を繰り広げています。
テスラ社の哲学と未来のクルマ像
テスラの創業者イーロン・マスクは、EVを「実用品」として捉えており、使い勝手の向上を最優先としています。
また、「所有から共有へ」という考えのもと、ロボタクシーを普及させることで、クルマの概念そのものを変えようとしています。
まとめ
EV市場は日々進化しており、日本もこれからどのように競争に挑むのかが注目されています。
技術革新が進めば、より快適で便利な未来が待っているかもしれません。
これからの自動車業界の動向に注目していきましょう!