kazuma

 

センスと技術の習得

 

皆さん、職場で仕事のノウハウを後輩に教える時、どんな工夫をされていますか?

 

職種、仕事の内容でそのやり方は様々だと思います。

自分の体験で得た事で無いと説得力がありませんので、ここでは一般論ではなく、僕自身の体験を書きます。

 

僕は初めて社会人経験をしたのがグラフィックデザイン(パッケージデザイン)の業界でした。

学生時代、画家を志していた僕は、当時デザインのノウハウは全くありませんでした。

造形に関して根拠のない自信を持ってたのですが、社会人1年目は実力的に何も出来なかったのです。

画家の基礎力を身につけた自分に商業デザインなんて簡単にできるとタカをくくっていたのです。

勘違いも甚だしい慢心でした。若気の至りであり今思えば恥ずかしい限りです。

 

そんな社会人1年目の新米デザイナーの僕に、時期をずらして二人の先輩からご指導を頂きました。

そのお二人の先輩には大変お世話になり、デザインのイロハを教えて頂きました。

今でもとても感謝しております。

その時のお二人のご指導のされ方が全く両極端であり面白かったので、何かのご参考になればとココに書きます。

 

最初に僕に付いてご指導して頂いたA先輩。

この方は当時のデザイン室で一番の採用率(制作したデザインが実際にクライアントに採用されるという意味)を誇る天才タイプの実力者でした。

ただ、天才肌というのか感性の方というのか、相手に具体的な理論的な言葉で伝達するのが苦手なタイプだったのです。

A先輩の言わんとされる言葉は感覚的でどうしても理解できず、僕自身のデザイン力も伸び悩んでいたのです。

 

そして次に僕にご指導して頂いたのがB先輩です。

この先輩は、とても実力的に安定感のある理論的な方でした。

感覚的なことは一切言いません。

ただひたすらにテクニカルなことを僕に伝えてくれました。

ご指導のされ方がとても明快であり論理的でした。

技術的なことしか言いません。

僕はこの先輩の指導の直後にどんどんデザイン力が伸びていったのです。

 

この両先輩。

僕はお二人ともに好意を持っており、僕自身の受け取り方に相手の人間的な性格による好き嫌いがなく公平な受信体だったと思います。

つまり感情による受け取り方の違いはなく公平であったという意味です。

 

この両極端なタイプの違いのある先輩からご指導を受けた時の氣付きがあります。

後輩に何か伝授するとき、感覚(センス)を伝えるのは難しいのです。

相手に伝えられるのは知識や技術だけです。

センスは自分で磨いてもらうしかないのです。

 

この時の経験はとても印象的でした。

20代前半の思い出です。

 

そして最後にもう一つ。

当時の同じ職場のC先輩からの金言です。

「グラフィックデザインは95%は技術力で決まる。残り5%がセンス。

でもその残り5%のセンスがとても重要なんだよね」

 

今でも忘れられない先輩の言葉です。

 

 

 

 

 

yoshimi

 

物置完成!  ガーデニング用品の収納

 

 

八年前からずっと夢見てた物置小屋がついに完成しました!(写真1)

写真1

 

基礎は職人さんに作ってもらい、建物は主人がコツコツと作り上げてくれました。

 

知り合った時はDIY 初心者だった主人が小屋を建てられるようになるとは驚きです。

 

「好きこそ物の上手なれ」何事もコツコツ続けると上達するものですね。

 

私はガーデニングが好きなので、ハサミやスコップ、植木鉢や園芸用の土など、道具が沢山あります。

増やさないように心がけたつもりでも、こんなにあるなぁと、全て出してみて把握できました。(写真2)

写真2

 

 

小屋の中の収納計画は私が担当。

サイズを測り、図面を描き、棚板のサイズを決めました。

棚板は可動式にすることで、板の追加や取り外しを可能にしています。(写真3・4)

写真3
写真4

重くて大きいものは下に、使用頻度が高くて細かいものは目線に近い手が楽に届く高さに。

使用頻度が少なく軽いものは高いところに。収納の基本を知っていると自然とモノの置き場所が決まってきます。

 

細かいものは百円ショップのプラかごを使って種類ごとグループ分けすることで、何がどこにあるかわかりやすく、モノが増えにくくなるコツでもあります。

 

まだこれから収納するものが追加されるので未完成ですが、完成したらラベルライターでラベルを貼る予定。

ラベルは一手間ですが、家族も一緒に使うモノはラベルがあることでみんなが使ったら元に戻せるようになります。

 

道具が使いやすくなり、これからの草取りや植物の剪定をするのが楽しくできそうです♬