そろそろ老後の事を考えて、メンテナンスフリーの外構に
「カズマデザイン」では基本的には「経年変化の美」を大切にする為に、天然素材を推奨いたします。ただ、「経年変化」というのは「経年劣化」と隣り合わせでもあります。解釈の違い、価値観の違いです。
私自身はDIY(日曜大工)が大好きな趣味ですので、「壊れたらDIYで直せばいいじゃん!」という考え方です。しかし、この考え方は、まだまだ少数派です。DIYで色々作ったり、修繕したりしたいけど、電動工具をそろえないといけない、子育ての忙しさ、たまの休日は家族サービス、他の趣味の時間などにあてたい等、すべての人がDIYに時間を割いたり、経年劣化したら新品に買い換える等のコストを割けない問題、いろいろです。
また、「身体の自由が若い頃のように効かなくなってくるので老後の事を考えて、メンテナンスフリーの外構にしたい」という考え方も十分に理解できます。そんな方には、無理をせず、アルミや樹脂等のメンテナンスフリーの外構部材を使えばいいと思うのです。
例えば「フェンス」の場合、風合いのある天然木にしたい所、耐久性の事を考えて、リアルな木目調のラッピングが施されたアルミ部材を用いてはいかがでしょうか。
アルミメーカーさんの企業開発努力で、かなりリアルに再現された天然木に似せたアルミ部材や、樹脂フェンスもあります。
「ウッドデッキ」の場合、風合いがあり、足触りも良い天然木にしたい所、耐久性の事を考えて、人工木(木の粉50%、樹脂50%を練り合わせたもの)を使ったデッキはいかがでしょうか。
ウッドデッキは野ざらしの状態で太陽光、雨風をもろに受ける面積が広い為、天然木を用いた場合は定期的にニスを塗る等のメンテナンスが必要です。ハードウッド(鉄のように硬い天然木の総称)を用いた場合はその限りではありませんが、良い天然木を使えばコストも上がります。
上記の通り、「天然素材」と「耐久力のある人工部材」、これはどちらが良いと一概に言えません。
好みの問題、価値観の問題なのです。
双方のメリットとデメリットをご理解した上で選ばれると良いと思います。
ご遠慮なくご相談ください。
他にも、楽して美しい外構の「舞台装置」でリフォーム。