蒲郡市のA様邸にてフェンス工事をさせて頂きました。

 

既設のフェンスは木製で長い歳月を経て老朽化しておりました。

そこで、既設の木製フェンスを撤去し、メンテナンスフリーのフェンスを設置させて頂きました。

天然木フェンスはぬくもり感があって個人的に好きなのですが、耐久性が弱くメンテナンスが必要です。

 

今回は人工木フェンスを採用させて頂きました。

 

タイルが地盤沈下している状態です。
木材の老朽化もここまできています。
板材が老朽化によりめくれている箇所もありました。

 

工事スタートです!

既設ブロックの上に、1段ブロックを積み増しして支柱を立てます。

赤色のラインが水平線です。

つまり、こんなにも奥と手前のブロック壁の天端高さが違うのです。

約20年前のいいかげんな工事のようです。

こちらの既設ブロックの天端レベルの水平がものすごく狂っていました。

 

通常は水平にブロック天端を合わせて積むものですが。。。

なんと最長7センチもの水平の狂いがありましたので、

新規に積み増したブロック天にモルタルで水平補修をさせて頂ました。

そして、モルタルがけをし、ジョリパッドを塗って綺麗になりました。

次にここの地盤沈下したタイルをめくり、沈下していた原因が判明しました。

タイルをめくってみると。。

なんと! 土の上に直接2センチくらいのモルタルしか敷いてありませんでした。

 

横から見ると、この薄さ。

よくこれで、いままでもってたなと思います。完全に手抜き工事のようでした。

通常の施工は、土の上にバラス(砕石)を敷いてしっかり転圧します。

そして7センチ厚くらいのセメントを打設するのです。

バラス(砕石)を敷いて転圧をかけたところです。

 

 

奥に比べて手前の壁の方がもともと高さが低かったのですが、フェンスの天端を水平にしました。

 

フェンスの色は家屋のアルミサッシ枠の黒に合わせて今回の色をお施主様に選んでいただきました。

家屋の色との統一感が出て、ひきしまって美しくなりました♪

A様、ありがとうございました!

 

今回のケースのように、リフォーム外構は、既設物を撤去した時に改善すべき問題が出てくることもあります。

そのような時はお施主様と相談させて頂きながら

できる限りの改善はさせて頂き、安全第一、そして美しく。

を心がけています。