kazuma

 

何もしない日

 

これは性分なんでしょうか?

僕はついついよく動いてしまいます。

何か仕事をしてるか家事をしてるか、セカセカと動いています。

 

もっと泰然自若にどっしりと山のようにゆったりと構えていられたらいいんですけど、貧乏性なんでしょうかね?(笑)

これは、仕事も家事もスピーディーにどんどん片付いていくという良い点もあるんですが、

これを続けていくと、人としてもっと本質的な事に気づけないんじゃないかと不安になる時があります。

 

僕はデザイン事務所を経営していますので、デザイン設計製作者でもあり、同時に経営者でもあります。

しかし、昔のサラリーマン時代もデザイナー業務でしたので、経営とか営業に疎いわけです。

毎日、目の前のデザイン業務をやっているだけで「仕事をやった感」を感じて安心してしまっているところがありますが、

経営者でもありますのでこれではダメな訳です。

経営としてもっと重要な改善点やアイデアに気付く間もなく、日々のデザイン業務に追われる。

 

もっと言えば、仕事だけではなく、家族とは、人生とは。。。

大切なことを考えることなく忙しくして毎日が過ぎていく。

 

これでいいのか?

 

お世話になっている税理士事務所の税理士の先生に以前、こんなアドバイスを受けました。

「カズマさん、できれば週に1回、将軍の日を作った方がいいですよ」と。

ん?

将軍の日?

何ですかそれは?

 

 

何もしない日を作ることです!

との事。

 

また、最近youtubeでユダヤ人がやっている「Shabbat(シャバット)安息日」という習慣を学びました。

ユダヤ教にとってもっとも重要な戒律と言われています。

 

シャバットとは、1週間のうち1日を何もしない日にする。

心と体を休息させるための日にする。

魂を整える聖なる日とする。

仕事もしない。

家事もしない。

携帯も見ない。

日頃の忙しさを忘れて、やらなければいけないものを手放し、

心静かに自分と向かい、合って自分と対話し、自分の内面を見つめ直す。

 

日常生活から離れ、本質的なことをゆったり、そして深く考えること。

 

それがシャバットの本質でもあります。

 

 

ユダヤ人の習慣の「シャバット」も税理士の先生に教えて頂いた「将軍の日」も同じような内容です。

 

毎日1時間スポーツジムに通う時間も捻出できたんです。

週に1回の「何もしない日」もきっと作れるはず。

週に1回が無理なら月に一回でもいい。

大切な事に気付く為、成長する為にこれは直近の僕の課題です。

 

 

 

yoshimi

 

一年を振り返って気づけた続けることの尊さ

 

早いもので今年も終わろうとしていますね。

あなたにとって2023年はどんな1年でしたか?

 

私は過去を振り返り整理し、今後どうしていきたいかじっくり自己対話しながら過ごした1年でした。

いろいろやりたいことがあっても、下準備や習慣化するための仕組みづくりができていないとなかなか続かないんですよね。

 

気分屋の私は、何かを始めてもやり続けることがとっても苦手で、後々になって「なんでやってしまったんだ…」

と後悔することがしばしばあるんです。

 

仕事や重要なことはもちろん責任持ってやるのですが、

悶々とした戸惑いを感じながらやることになりがちで、

そういう自分から卒業したくてとことん自分と向き合った1年でした。

 

かさぶたを見つけては剥がすような痛々しい日々だったなと思いますが、

そのおかげで少し脱皮できたような気がします。

 

それができたのは「絆*整理収納」として開業届を出して今年10周年の節目だったことが大きいと思います。

 

 

お恥ずかしい話ですが、私はこれまでの人生、1つのことを長く続けられたことが何もなかったんです。

その代わり好奇心旺盛でいろんなことに興味を持ち、

1つのことを始めるとしばらくの間徹底的に学び実践しある程度までは習得するので、

「善水さんは引き出しが多いので何でも知ってますね!」なんて言っていただける良さもありますし、

色々な個性診断を受けてもそれが強みのタイプだと教えていただいたので受容できるようになったのですが、

それでも自分の中で「続ける」ことに劣等感と憧れがあり、

続けた中でしか見えない景色を味わいたいとずっと思っていました。

 

 

実を言うと、整理収納のお仕事を続けることが辛くて辞めたくなる瞬間がこれまで何度もあったのですが、

「本当にやめたいの?」と自問すると「やめたくはない。続けるのが辛い。」と毎度同じ答えになるので、

「だったら目の前のお客様のために今日もがんばろう!」

ともう1人の自分やお客様の喜びの声に励ましてもらいながら1日1日続けてきたら10年経っていたんです。

 

幸運なことにこの10年、お客様がいなかった時期というのがなく、

そんなに宣伝や告知をしていなくてもポツポツとお声をがけをいただけているおかげで休むことなく続けられました。

 

本当にお客様に恵まれていて感謝してもしきれません。

ありがとうございます!

 

 

私はのんびり屋でパワーもないので経験年数の割りにクライアントの累計人数は少ないですが、

一人一人と長くじっくり関わらせていただいているので、

人が成長するプロセスを常に伴走しながら特等席で見せていただくことができ、

私自身もその経験を通じてたくさん成長させていただくことができています。

 

苦しいことを1人で続けるのは困難ですが、なりたい自分になるためにやる必要があることは、

仲間や指導者がそばにいてくれれば何とか続けられるものですよね。

 

私もコーチや仲間、お客様に支えていただき続けて来られたので、

私も周りの方達を支える側の人として成長できるよう、来年は継続力習慣化を目標にしたいなと思います。

 

今年も1年、本当にありがとうございました。