kazuma
絵を描く行為から 学んだ、氣づき
僕が初めて油絵の具を使ったのは、中学生でした。
幼少の頃から絵を描くことが好きで、「油絵を描く」という行為は大人の階段を登るようで、ウキウキしたものです。
確か初めて描いた作品は、
ポール・セザンヌの「赤いチョッキの少年」の模写だったように記憶しています。
最初は扱いがとても難しい画材で、技術を習得していくのにとても苦労しました。
絵の具をチューブから出したまま使うと、絵の具の乾燥が遅く、
塗り重ねたくても、さっき塗った絵の具が濡れていて、次の作業が出来ません。
速乾性のメジウムやオイルを研究する必要があります。
使い過ぎれば、絵にひび割れを起こしたりと、失敗の経験を重ねながら覚えていきました。
どうしても色彩に深みを出せずに、悩んでいた時の事です。
何枚描いても単調な薄っぺらな色味になってしまうのです。
ある日、モチーフから感じるままに、
思い切ってペインティングナイフで無秩序に絵の具をキャンバスに乗せていきました。
布で擦ったりもしました。
それが良い下地となった事に氣づいたのです。
そしてデッサンでもって、秩序を構築していき、そしてまた壊し、
構築し、壊しを繰り返しながら自分の求める色と形を探って行きます。
これは、十代に氣づいたとても大きな発見でした。
最初から表面だけをなぞっても、深い世界を構築できません。
薄っぺらなものが出来上がるだけです。
無秩序と秩序を繰り返しながら、創造と破壊を繰り返しながら、
必然の中の偶然、偶然の中の必然があるという事に氣づきました。
これは、人生と同じではないのかと、今この歳になって思うのです。
味わい深い人生にするには、色を重ねていく必要があります。
色は単色で成立するのではなく、隣り合う配色で見え方が変わります。
これが絶対的な「正解」なんて配色はないので、自分の色を見つけていくしかありません。
描線も同じです。
一見無駄に見える描線を何本も描きながら、自分の求める本物の形を見つけて行きます。
人生は、なりたい自分、在りたい自分を見つける旅路。
この人生というキャンバスに味わい深い色彩と描線で
良い絵が描けるようになりたいと思います。
yoshimi
年度末は 子どもと一緒に 整理収納しよう!
早いもので年度末ですね!
これからお子さんが入学や進級する方も多いでしょうし、
ご自身の仕事や担当している地域役員の役員なども年度末で交代、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
何かが終わる時は整理収納のタイミングです。
例えばお子さんが四月から小学校へ入る場合、進級準備の方に目が向きますよね。
ランドセルを用意し、必要な物品を揃え、学用品を収納するコーナーをどう作るか考えます。
色々やることありますよね!
同時に今使っている幼稚園や保育園の物品は四月から使わなくなるため、
卒園したら残したいものだけに「整理」することが大事です。
これを後回しにせず春休み中にやってしまうのがポイント。
なぜなら四月からはまた新しい生活がスタートし、そちらに意識も労力も向くからです。
進級も同じ。
例えば私の娘は四月から四年生になりますが、春休みに沢山の作品や教科書などを持ち帰って来ます。
持ち帰って来たその日に整理するのは難しいので、一旦は子供の収納スペースの中に工夫して収めます。
入りきらない時はダンボールか紙袋にまとめて、「四角い状態」にして部屋の片隅に一時保管します。
整理する日を子供と相談して決め、手帳やカレンダーに書き予定を確保します。
そしてその日が来たら、あるいはそれより早くできる時間が取れた時、娘と一緒に作品を全て出し、
「残したいか?捨てたいか?」と話しながら選びます。
この時、どんな思いでこの絵を描いたのか、この作品を作った時の気持ちなどを聞くと色々教えてくれるので、
我が子の考えや思いを理解できてとても楽しいです。
片づけているというよりも、かけがえのないコミュニケーションを取っているという感じですね♪
なので旅行に行くよりも大事な時間だと思っています。
近年は働いてるお母さんが多いですし、
時代のスピードも加速して本当に時間のない生活をみなさんされてますから、
整理収納は後回しにしたくなる面倒な作業だと思います。
私自身もよくそう感じます。
でも、やらなければどんどんたまり、体が病気になるのと同じく家が病気になります。
しなくていい喧嘩や揉め事が起きる原因にもなりかねません。
整理収納のコツが身につけば、三十分〜一時間でできてしまう超簡単で案外楽しい作業です。
整理収納はシンプルで楽しいものだと、一人でも多くの方に知っていただきたいですね。
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秋からは価格が上がります。
今年中に家と心をr整えたい方、ぜひ来てくださいね♪