kazuma
暮らしとお庭と秋風と
だんだんと涼しくなって来ましたね。
四季の中で一番好きな秋です。
サンサンと日光が降り注ぐ夏から秋にかけての何とも言えない物悲しさに哀愁を感じるのです。
素肌に当たる涼しくなった秋風がそう感じさせるのかもしれません。
高温多湿の日本の真夏は、なかなかお庭に出る気にならないですよね。
昼は暑くて、夜は蚊に刺されるのが嫌で。
しかし秋はお庭が楽しいです。
お庭に照明があれば、夜も最高です。
綺麗なお月様、癒される虫の音。涼しくて優しい夜風。お庭にテーブルと椅子。
デッキがあればテーブルも椅子も常設しておけばいいのです。
お酒があれば最高です。
そんなアルフレスコダイニング(お庭で食事)のできる外空間を作りませんか?
広い敷地じゃなくたって、そんな空間が作れるのです。
僕が若い頃に体験したドイツでの暮らし。
お庭を持たないアパート暮らしの人たちも、ベランダにテーブルと椅子を常設しておいて、ベランダでロマンチックに蝋燭の黄色い光を灯してアルフレスコダイニングを楽しんでいる光景をよく見ました。
うるさく馬鹿騒ぎしてご近所に迷惑をかけるのではなく、静かにご家族や友人たちと談笑しているのです。
当たり前にやっているその光景を見て、カルチャーショックを受けました。
それはとても心豊かなひと時だと思います。
今では、我が家でもよく実践していますよ。
このライフスタイルを共有したくて僕は外構の仕事をしていると言っても過言ではありません。
お庭を作ってもただ眺めるだけでは勿体無いです。
そこに住む人がシアワセな気持ちになれるように積極的に使えるお庭という名前の舞台装置。
限られた敷地スペースを有効活用し、そんな空間を作りませんか?
カズマデザインではそのお手伝いが出来ます。
もともと日本にも風雅を愛でるという文化がありましたが、明治時代以降、西洋文明が急激に入ってきたことにより物質文明に偏ってきましたよね。
だからこそ便利な暮らしができる訳ですが。
しかし、あまりにも大量のモノや情報が溢れているこの時代だからこそ、
狭くても自宅に癒してくれる外空間を求める人が増えてくるのだと思います。
これからの時代は、癒しにリアルな本物を求める人と、
VR(仮想現実)のテクノロジーで満足する人との
二極化の時代になっていくかもしれませんね。
yoshimi
「在るモノ」に目を向ける大切さ
最近色々な場所で整理収納について語らせていただく機会が増えました。
なぜ私が整理収納に出会い、仕事に選んだのか、自身の経緯を交えながらその魅力をお伝えしているのですが、その時に必ずお話しすることがあります。
それは
「捨てるモノを選んでいた時は、人の嫌なとこばかりを見ている時の心境に似ていて苦しかった。でも、モノ一つ一つと丁寧に向き合い、本当に残したいモノを選んでいったら、こんなにも沢山のモノを持って暮らせていることに感謝が湧き、現実に対しての見方が一八〇度変わったと言ってもいいほど、意識が大きく変わりました」
私は洋服を買っても買っても満たされず、クローゼットがパンパンになり、着ないものを捨てて・・・と繰り返していました。
まだきれいな服を捨てるのが申し訳なく、モノを粗末にしてる自分が嫌になりました。
でもこんまり流片づけ方を習い、「ときめくもの」「残したいもの」を選んだところ、「こんなにも沢山残したい服がある!」と、在るモノの方に目が向きました。
家計を信頼し任せてくれて、これだけのモノを自由に買わせてくれている主人に感謝が込み上げたのです。
これには私自身衝撃を受けました。
それまでは無いものばかりに目が向き、おしゃれなブランド服を着こなしている友達が羨ましくて引け目を感じていたり、本当は素敵な服屋さんに通いたいのに、店員さんとコミュニケーションできない自分がいたので、量販店で妥協してたのです。
丁寧に洋服と向き合ったことで、今までの自分のことがよくわかりこれからどうなりたいのか、具体的に見え、似合う服を見つける旅が始まったのです。
おかげで今は好きな服に囲まれて暮らしています☆
「在るモノに目を向ける」には、一度今あるモノたちを種類ごと出して目で見てみることから始まります。
ちょっと手間のようだけど、やってみると効果の大きさに感動します。
面倒でも「種類ごと出して、集めて、どれだけ在るか見てみる」ということを、皆さんもやってみてくださいね。