kazuma

 

子育てにおける伝わる愛と伝わならい愛

 

外構工事のご相談にご来訪される多くの方が現役の子育て世代の方が多いですし、

僕自身も中3の娘をもつ父親ですので今回はこのテーマで書きたいと思います。

 

我が子の幸せを願わない親はいないと思います。

そんな幸せになってほしいと願う我が子に皆さんは何を残したいですか?

 

2013年撮影(娘4歳)

 

我が子をずっと守っていきたいとは思いますが、忘れてはならない自然の摂理があります。

それは我々親の方が先に年老いていき子供を守る力を失っていくという事です。

その逆に子供はすごいスピードで成長していきます。

 

我々親がそうであったように、我が子にもこれからの人生において乗り越えなくてはならない壁、

立ち向かっていかなくてはならない場面が何度も訪れます。

 

そんな時に奮起する為にはエフィカシー(自己効力感)の高さが重要だと思います。

エフィカシーとは、平たく表現すれば「根拠のない自分自身に対する自信」です。

 

時代の流れの速さと益々価値観の多様化していく世の中、
明確な正解が見えない現代においては、
自らの決断を信じ、正解にしていくことが求められます。

そんな時にいかに自分に自信を持てるかが重要です。

 

2013年撮影(娘4歳)

 

最初の問いに話を戻しますと、

僕が我が娘に残したかった事は「エフィカシーの高さ」です。

 

いかにエフィカシーを高く持てる人間に育てることができるか。

とくにクリティカルエイジ(0〜13歳までの脳の学習限界年齢)は子育てにおいて一番注力していた点です。

 

そしてポイントは

我が子にエフィカシーを高めてもらう為に親である僕が何に気をつけていたか?

という事です。

 

2015年撮影(娘6歳)

 

「自信を持たせる」プロセスとしては、

①自分でコレに挑戦する!と決める。
②努力する。
③成果、結果を残す。
④周りの人から称賛される、認められる。

 

というのが分かりやすい流れだとは思いますが、

それはクリティカルエイジ(0〜13歳)の期間においてはまだ早い次のステップかなと思いましたので、

そうではなくて

「君を心から愛している」

という事を伝え続ける事でした。

 

〈A〉言葉での愛情表現
〈B〉時間を共有する
〈C〉手を繋ぐなどの身体的な接触
〈D〉子供の気持ちを尊重する

といった様な事です。

 

とくに〈A〉言葉での愛情表現には我々日本人は西欧人に比べて照れ臭くて慣れてないとは思いますが、

僕は特に〈A〉の言葉には気をつけていました。

 

なぜなら僕自身が幼少期に親からの日々の繰り返しの負の言葉に知らず知らずのうちに傷ついていた為です。

社会人になってから脳科学の勉強を通して「言葉による脳の作用」

いかに重要で自分自身を良くも悪くも作り上げてしまうかという事を学びました。

 

2015年撮影(娘6歳)

 

ですので自分に子供が授かったら僕と同じ辛い思いはさせたくないという強い気持ちがありましたので、

「テストでいい点を取ったら褒める」「言うことを聞いたら好き」といった条件付きの愛情ではなくて、

「あるがままの君の存在そのものを心から愛している」

という事を伝え続けたのです。

 

過度の感傷や過保護、プレッシャーを与える、条件付きの愛、無関心や放任は【伝わらない愛】だと思います。

今のところ我が娘は健やかに育っていますので成果はあったんじゃないかなと思っていますよ(笑)

 

2016年撮影(娘7歳)

 

言葉というのはとても重要です。

愛を込めた言葉は言った本人が亡くなった後もその言葉が励まし勇気づけます。

 

逆に負の言葉はずっと心を傷つけ呪いの言葉となります。

言葉の重要性については過去ブログにて「フリードリッヒ2世の実験」というタイトルで執筆していますのでご参照ください。

 

今は考えたくもありませんが、いずれ我が娘も親である僕の元から離れていきます。

そして自然の摂理として我々親が先に亡くなっていきます。

そんな時にも彼女の中の丁寧に育まれた「親にあんなにも愛されていた記憶」が自信となり、

彼女の今後の人生においてどんな局面が訪れても問題に

立ち向かっていく勇気

の後押しに少しでもなればと願っています。

 

 

 

 

 

 

yoshimi

 

南海トラフ地震の注意報を受けて考えたこと

 

 

お盆休み直前の8日、目を疑うような「大地震注意報」が気象庁出され、

気が休まらないお盆休みになってしまいましたね。

 

元旦には能登半島地震もありましたから、地震について真剣に考え備える機会をいただけていると考え、

既存の詰まった予定と調整しながら備えていたモノの見直しと不足していた対策に奮闘していた私です。

 

まず「不安からの思考」は脳科学の観点からすると【動物脳優位】の思考となり、

感情優位、利己的な思考、判断、行動に繋がりよろしくないです。

 

まずは落ち着いて深呼吸し

「万が一大地震が起きたら、私はどんな行動ができる自分でありたいか?」

と考え、ノートに書き出しました。

 

未来を思考するのは【人間脳】です。

人間脳優位になると脳が活性化し、アイデアが湧きやすくなり、多面的に考察しやすくなります。

 

 

備蓄品の買い物に出る前に

①家の整理収納
②必要な備蓄の種類と数の書き出すこと。

もちろん、お水(一人につき最低限1日2ℓ)、

簡易トイレ(もしくはそれに代わるモノ)、

最低限の食料備蓄、は大切です。

 

他にもあれば助かるものはいろいろありますが、

それらを買っても、家が散らかっていたりモノが多すぎる状態では余計に物を増やすことになり、

大震災時にはモノが降ってきて当たって命を落としたり大怪我します。

 

【もしあなたの大切なお子さんがモノに当たって命を落としたら後悔しませんか?】

しかもそのモノが「後で片づけよう」「後で捨てよう」と思っていたモノだったら…?

 

そうなんです。
備蓄(モノを増やす)前に、部屋を整えて「安全な空間を作る」ことが先なのです‼️

 

 

普段から整った安全な空間を作っておき、災害時に必要な備蓄ができていれば、

今回のような注意報が出てもさほど慌てません。

 

むしろ、部屋とモノが整っているので心に余裕があり、避難経路の確認、連絡先をノートに書き写す、

いろんなシーンを想定した避難方法のシュミレーションをする、家族が離散した状態で被災した場合の連絡の取り方、

待ち合わせ場所の相談、などなど「考えること」に意識を向けられます。

 

これだけでもそれなりの時間とエネルギーが必要ですものね。

 

私もみなさんに偉そうに言える立場ではなく、防災士の友人に教わって、

何年もかけて少しずつ取り組んできて前進して来られた身でまだまだ課題はありますので、

こうして書きながら、自分にも問い、できることを進めています。

 

お盆休みがない方は大変だと思いますが、連休がある方は家を整える絶好のチャンスです!

まずは明らかに不要なものはゴミ袋に入れてまとめ、リサイクルショップに出すものはダンボールにまとめ、

普段過ごす部屋から取り除きましょう。

 

過ごす時間が多いリビングや寝室、自室などは「万一ここにいる時に大地震が起きたら?」

と想像をしてみましょう。

 

高いところにモノを置かない、ガラスの入った時計や額は取り除くかガラスをプラスチックに変える、

モノは収納の中に収まる分だけにする。

 

震度5以上になると机の下に隠れても机と一緒に自分がジャンプして机の裏に頭をぶつけてしまうくらい

大きく揺れて恐怖です(名古屋の防災センターで体験済み)。

 

今想像してる以上の強い揺れが起きると想像して考察するくらいがちょうどよいと思います。

なんて言うと、限られた休日の中の片づけや備えに使える時間はたくさんはないと思うので、

あれもこれもできないと思われるかもしれません。

実際そうですよね…。

 

 

なので、やりたいことをノートに書き出し、優先順位1、2、3をつけ、1のものからやっていきましょう!

優先順位が高いことから3つできれば、気持ち的にもお部屋的にも安心できると思います。

 

わが家は14日に娘が中学ダンス部全国大会に出るため横浜に行く必要があります。

留守中の猫の対応や、横浜への道中、横浜滞在時の被災に備えて頭フル回転です(笑)

 

 

やることリストはたくさーん書き出したので、耳引っ張って口角上げて脳活性させて、笑顔でがんばってます。

だって全部やりたいことなんだもんね。

 

めんどくさいけど、でも、万一被災した時

「これだけやってておいてよかった」って思える自分でありたいから。

それもなりたい自分

 

もちろん地震が来ないことを祈るばかりです。

祈りながら、やるべきことをやる。

大事なのは行動すること。

地震大国日本で暮らしている私たちは常にこのような考えを持つことが必要だと思います。

 

南海トラフ地震はいつ起きても不思議ではない、いつか必ず起きると言われている地震ですし、

今後も地震大国日本に住む以上地震と付き合い続けなければなりませんから、

注意報が解除された後も防災について常に考え、安心安全な暮らしを目指していきましょうね。

 

地震に備えた暮らしは結果的に自分も家族も心穏やかに快適に暮らせる家づくりになりますから、

共により良さを目指してがんばっていきましょう☆