kazuma

 

テクノロジーの発達 と修行期間

 

寿司職人として一人前になるためには

「飯炊き3年、握り8年」の修行が必要という話しがありますが、

これに対して以前、堀江貴文さん(ホリエモン)の

「問題なのは職人としてのセンスであり何年も修行するのはバカだ」

という発言がありました。

 

 

この発言に賛否両論ありましたが、もちろんこの話しは寿司業界だけの話ではないのです。

自分の体験した事でないと説得力がありませんので、僕自身の昔の体験話をします。

 

25年ほど前の大学生の頃のバイト時代のお話です。

当時僕は大学に通いながら看板屋さんでバイトしていました。

 

当時の看板制作のプロセスは、

①角材で木枠パネルを作る。

②トタンを釘で木枠パネルに張る。

③ハケでペンキを塗る。

④文字を貼る。

以上です。

 

美術展覧会の看板など絵が必要な場合は手で描いたのです。

だから僕のような芸大生が雇われていたのです。

この制作工程の「④文字を貼る」というところは当時でも新しい技術だったのです。

 

当時のバイト先の親方が

「一生懸命に筆で看板に文字をレタリングする技術を長い年月をかけて苦労して体で習得していったのに、今じゃあ誰でもパソコンで打ち込んだ文字が、そのままカッティングマシーンで出力されて、人間はそれを貼るだけ。誰でもできるようになっちゃったよ、あの修行時代の苦労は何だったのか」

とぼやいていました(笑)。

 

ちょうどパソコンが世に出はじめた頃だったのです。

つまり長い期間をかけて修練した技術も最新のテクノロジーのおかげて誰でも簡単にできてしまうという事。

今の看板業界の事は詳しくないのですが、

今では文字だけではなく写真だってイラストだって平面のものは何でもパソコンから大型インクジェットプリンターでカラー出力できてしまいます。

今でもあちこちで見かけるLEDモニターのように動画を写せる看板が当たり前のようになるかもしれませんし、ホログラムで立体映像を映し出すサインが街中に出てくるかもしれませんね、まるでSF映画の世界のように。

 

2020年には5Gの時代になり、AI(人工知能)とロボット技術も益々向上していきます。

技術の進歩は止められず、それに伴い我々の暮らしも変わっていきます。

 

自然とテクノロジーとの共存、そしてバランスをとろうとして、

お庭を楽しむ、絵画や工作等のアナログの世界や行為が、

今まで以上に大切にされて見直されていくような気がしています。

 

 

 

 

yoshimi

 

意思決定する力「ウィルパワー」は有限!

 

 

ウィルパワーってご存知ですか?

 

意思決定するパワーのことです。

 

例えば「この服とあの服どっちにしよう?」と思った時、ウィルパワーを一回使うそうです。

「あ、やっぱりこっちに変えようかな?」とまた思うと、ウィルパワーをもう一回使うのです。

つまり、日常生活の中で決断に迷うことが多ければ多いほど、どんどんウィルパワーを消耗するそうです。

そしてこのウィルパワーは一日に使える量に上限があり、使い切ってしまうと正しい判断や意思決定ができなくなってしまうそう。

夜になると疲れて判断力が鈍るのはこのためだそうです。

 

ではどうしたらウィルパワーを満タンに充電できるか?というと、質の良い睡眠を取ること。

 

しかし睡眠時間が短かったり、睡眠の質が悪いと、十分に充電できず、日中でも判断力が鈍り、大事な場面で判断する力が弱くなるそうです。

寝る前にスマホを見るとブルーライトの影響で睡眠の質が悪くなるため、寝る一時間前からはスマホやパソコンの使用は控えることをお勧めします。

 

成功している経営者やアスリートは、ウィルパワーを上手に使っています。

例えばアップルの創始者スティーブ・ジョブスは、いつも決まったTシャツとGパンでした。

イチローは毎朝カレーを食べていたことで有名です。

洋服を決めることも、食べるものを決めることも同じ。

 

重要なこと、大事な場面で集中して意思決定できるように、あまり重要でないことにウィルパワーを使わないようにしているんです。

 

この話を聞いた時、「私はウィルパワーを使いすぎてるからすぐ疲れるんだなぁ…」とハッとしました。

 

もともと整理収納が苦手で優柔不断タイプでしたし、HSP気質だから小さいことが気になって仕方なく、あーでもないこーでもないと、細かいことを考え迷いやすい傾向にあり、人一倍ウィルパワーを使っているように思います。

 

そこで、少しでもウィルパワーを無駄遣いしないように、週末に翌週一週間分の洋服のコーディネートと夕食の献立を決めるようにしました。

先月から一ヶ月間実践したところ、洋服や献立に迷わなくなり、一日の行動がスムーズになり、大事なことに集中できるようになりました!

 

家の中がごちゃごちゃしていて整理収納が苦手な方は優柔不断な方が多いです。

私も以前はそうでした。

部屋の中に物が多すぎ散乱していると、無意識レベルで視界からたくさんの情報が入り、脳の処理量が多くなり疲労します。

探し物をする時間が多く、迷いも多いので、ウィルパワーの消耗も多くなります。

「家が散らかっていても死ぬわけじゃない」と笑っう方もみえますが、気づかない部分でたくさんの損をしています。

「整理整頓は人生の半分」私が好きなドイツのことわざです。

整理収納を身につけ、整った心地よい空間で暮らし、ウィルパワーを大事に使って行きたいですね!