憧れのリカンベント。
初めてこの自転車が走っているのを見たときは衝撃的でした。
僕が20代前半の滞独時代に初めて見たのです。
「何だ? この変わった自転車は!?」
ただ、大きな問題があります。
ドイツは、全国的に自転車道がとても整備されていて走りやすいのですが、
日本の自転車道は、皆さんご存知の通りひどいものです。
とてもこの操縦の難しい不安定な自転車を、走らせられるような道は場所が限定されると思うのです。
自転車道が整備されているドイツでは、日本にはない光景を毎日見ました。
普通のスーツを着たサラリーマンが、自転車道をローラーブレードで通勤している人をよく見かけました。
インフラは大事ですね。
ウィキペディアから。
【リカンベント】
(英語: recumbent bicycle)とは、自転車の一種である。通常の自転車がサドルに臀部を乗せ直立に近い状態で、足の上下の屈伸運動を動力とするのに対し、リカンベントはサドルの代わりとなる背もたれつきのシートにもたれるように坐り、足を前方に向けた姿勢での屈伸運動を動力とする。英単語の「recumbent」はもたれかかるという意味の言葉であり、もたれかかって運転することからその名が付いた。
【解説】
リカンベントは通常の自転車に比べると運転者の着座位置が低く前面投影面積が小さいことから、空気抵抗が少ない。脚でペダルを押す反力をシートに支えられた腰や背中で受けられるため、脚力の伝達効率が安定している。また、臀部だけでなく腰の広い範囲に体重を分散して支えるので長時間の走行でも負担が少ない。こうした特徴により、平坦で滑らかな道を巡航する用途には適している。一方で、立ちこぎ(ダンシング)ができない構造であるため瞬発的な駆動力を得難く、運転者の重心を左右に移動させにくいため極低速では不安定である。こうした特徴から、登坂能力は比較的低いとされている。こぎ方やバランスの取り方が通常の自転車とは違うため、乗り慣れるまである程度の練習を要する。
前輪駆動式
通常の自転車と同様にクランクから駆動輪へはチェーンで動力を伝達するが、車体の前方にクランクが配置されるリカンベントで後輪を駆動するとチェーンが長くなり、伝達効率やレイアウトなどの点で不利である。前輪駆動を採用している車種もあり、前輪駆動の車種には操舵輪を後輪とするものもある。
極低速で走行してもバランスを崩さない三輪の車種もあり、そのなかには登坂路などでは減速比を大きくして低速で登れるように81段の変速機を搭載した車種もある。
遠方を含めた前方視界は良好であるが、足元は見えづらい。また全高が低いモデルは、自動車などから確認しづらいために、子供用自転車と同じく後方に旗を立てる事が多い。
値段は生産量が制限されるために、一般的なロードバイクと比較すると高めである。