2022年に新築外構工事をさせて頂きました豊川市のK様邸にて造園お手入れをやらせて頂きました。
「先代が大切にしていたお庭の植物を残したい」というご要望でしたので、
かなり緑の箇所を多く残したリフォームでした。
これにはデメリットもありまして、定期的な造園管理が必要という事です。
という事で、今回造園お手入れ出動です。
Before(お手入れ前の状態)
After(造園お手入れ後)
すっきりしました♪
お庭における植栽ボリューム(面積)というのを色々と考えさせられる案件です。
植栽をするメリットは、管理をすれば「美と癒し」の恩恵が受けられます。
これは、なにものにもかえがたい喜びです。
しかし、デメリットは、植栽ボリューム(面積)に対して管理の手数が少ないと、お庭は鬱蒼とした感じになってしまいます。
大切なのはバランスだと思います。
このバランスというキーワードを意識する時、よく思い出す事例があります。
女性が履くハイヒール。
ハイヒールを履くと、足が長く見えてとてもスタイル良くかっこよく美しく見えますよね。
しかし、あの履き物は、極論とても健康に悪い訳です。
ハイヒールを履いて美を取れば健康に害し、健康を優先して低いヒールで足幅にゆとりのある広い履き物だと、スタイリッシュに見えない訳です。
ちなみに僕は、健康に良いとされるニューバランスを愛用しています。
価値観と何を選択するかという問題ですよね。
植栽管理が必要なゾーンと、人工構造物により植栽管理から解放されたゾーンとのバランス。
お施主様の植栽管理ができる手数と、そうはできない現実とのバランス。
やりたい世界観と、現実に持続可能な外構とのバランス。
話をもとに戻しますと、今回の現場はお施主様の植栽管理ができる手数とのバランスから
樹木、下草、景石のない地面は、防草シート&砂利敷きにしておけば、もう少し管理が楽になったかと思います。
カズマデザインでは、こういった事も事前にお施主様にご提案させて頂くのですが、最終的にはお施主様のご判断に沿わせて頂きます。
カズマデザインに外構のご相談をして頂ける皆様、宜しければこのバランスにつきましてもじっくりお話しましょうね(^_^)