
「理想の庭をつくりたい!」そう思って外構工事を計画すると、あれもこれもと夢がふくらみますよね。
しかし、いざ具体的なプランを立てると、現実的な問題に直面します。
そう、予算の壁です。
今回は、限られた予算の中でどう外構計画を進めるべきか、
そして時間を味方につけて理想の外構を叶える方法についてお話しします。
やりたいこと全部=予算オーバーの現実
外構工事では、駐車スペース、アプローチ、門柱、フェンス、植栽、ウッドデッキ…と、やりたいことをリストアップすると、
あっという間に予算を超えてしまいます。
「こんな素敵なエントランスにしたい」「おしゃれなウッドデッキでBBQしたい」「リゾート風の庭を作りたい」
どれも素敵な夢ですが、すべてを一度に実現しようとすると、想定以上の費用がかかるのが現実です。
では、どうすればいいのでしょうか?
① 予算内に収めるために、ボリュームダウンする
一つの方法として、「今できる範囲で工事をする」という選択肢があります。
例えば、タイル貼りの広いテラスを作る予定だったけれど、予算に合わせて天然芝や砂利敷きにする。
門扉やフェンスをハイグレードなものではなく、シンプルなデザインにする。
そうやって、仕様や規模を調整することで、現時点の予算内で工事を完了させることができます。
ただし、この方法のデメリットは、将来的に「やっぱりこうすればよかった…」と後悔する可能性があること。
予算に合わせるあまり、満足度が下がるのは避けたいところです。
② 時間を味方につけて、段階的に工事を進める
もう一つの方法が、「時間軸を考えた外構計画」です。
つまり、今はすべてをやるのではなく、将来のプランを見据えて、優先順位を決めて順番に工事を進めるという考え方です。
例えば…
STEP 1(今年)
・駐車スペースと門まわりを整備し、日常生活に困らない状態にする。
STEP 2(5年後)
・ウッドデッキを設置し、家族でくつろげる空間を作る。
STEP 3(10年後)
・植栽や庭のライティングを追加し、理想の外構を完成させる。
このように、長期的な視点で計画を立てることで、無理なく理想の外構を叶えていくことができます。
③ 段階的に工事をするなら
「最終形の青写真」を描くことが必須!
段階的に進める方法はとても有効ですが、ここで絶対にやってはいけないことがあります。
それは、「その場しのぎで工事を進めること」。
もし、最終的な外構の完成イメージを明確に持たずに工事を進めてしまうと…
5年後にウッドデッキを作ろうとしたら、今作った花壇のせいでスペースが足りない!
照明を追加しようとしたら、すでに配線を埋めてしまっていて大がかりな工事が必要に…
バラバラに工事を進めた結果、統一感のないツギハギの外構になってしまった。
こういった事態を避けるためにも、「最終形をイメージした上で、どの順番で工事を進めるか」を考えておくことが大切です。
まとめ
外構工事は“長期計画”がカギ!
外構工事は、一度にすべてをやるのが理想ですが、予算的に難しいこともあります。
そんなときは、
①予算内でボリュームダウンするか
②時間をかけて少しずつ理想に近づける
かのどちらかを選択することになります。
そして、段階的に進めるなら、「最終的な完成イメージ」をしっかりと描いておくことが何より重要です。
夢をあきらめるのではなく、計画的に叶えていく。
そんな外構づくりのご相談、ぜひお任せください!