kazuma

 

ウィルパワーと同じ服

 

皆さん、ファッションには気を遣っていますか?

ちなみに僕の場合は、特別気も遣っていませんし、さほど興味もないのですが、清潔で小ぎれいな格好はしていたいと思っています。

仕事の流れの中で接客もしますので相手に不快感を与えない程度に。

基本カジュアルで小ぎれいな格好を意識してます。

 

少し僕が変わっているのは、しょっちゅう同じ格好をしている事です。

自分に似合ってさえすれば毎日同じ格好でも構わないのです。

構わないといいますか、そのスタイルが楽でいいのです。

つまり同じ服を何着も持っています。

色もほぼ決まっています。

購入時に服の色で迷うことはほぼありません。

パーソナルカラー骨格診断も受けていますので客観性もあります。

夏に着るネイビーの半袖ポロシャツに至っては5着くらい似た物を持っています。

古くなったら捨ててまた買い足して、といった具合に。

 

僕の好きな偉人、2011年に亡くなったアップルコンピューターの創業者スティーブ・ジョブズも、

毎日黒のTシャツにジーンズだったそうです。

 

ジョブズを真似ているわけではないのですが、僕自身にその似たような服ばかり着るというスタイルが合っていただけなのです。

これは後で学んだのですが、脳科学的にとても有効なことだったのです。

どういう事かと言いますと「ウィルパワー」という言葉があります。

「ウィルパワー」とは、意思決定をする力の事です。

「ウィルパワー」には特徴があり、1日に使える総量が決まっています。

つまり限界があります。それは仕事やプライベートなどの行動の種類に関係なくです。

「ウィルパワー」が消費されるのは「意思決定」の瞬間。

複数ある選択肢の中から何かを選ぶという機会があると、その度にウィルパワーは消費されてしまいます。

つまりこの「ウィルパワー」を1日の中で仕事や大切なことに使いたいのです。

朝、服なに着ようかな〜?に使わなくてすむわけです、僕の場合は前述の理由で。

 

とか言いながら他のつまらない事で「ウィルパワー」使っちゃったりしてますけどね(笑)

 

せっかく脳科学の知識を得たので、普段の暮らしに活かして仕事でいいパフォーマンスにつなげたいと思います。

 

 

 

 

yoshimi

 

大好きな近所の おばあちゃまを 亡くして学んだこと

 

先日大好きだった近所のおばあちゃまが旅立たれました。

80代半ば、大往生でした。足腰は悪いものの大きな持病はなく、

最期まで子供に心配かけないように工夫をしながら一人暮らしを続けられた高齢者の模範的な素敵な方でした。

 

私は今の家に引っ越して12年経ちます。

この地区は親世代の新興住宅地で、そのおばあちゃまが近隣では最初に引っ越して来られたそうです。

田舎育ちの長女で、面倒見の良いしっかり者でありながら、いつも人に親切で、肯定的な言葉しか言わず、

彼女の笑顔を見ると必ず私も笑顔になってしまうほど、仏様のような温かいおばあちゃまでした。

 

足腰は悪くてもいつも穏やかな笑顔で発する言葉がお元気なので、

愚痴や不満、不調を聞いたことがなかったんです。

きっと体がえらい日や、風邪などで辛い体調の時もあったと思うのですが、気がつきませんでしたね。

 

それくらい、前向きな言葉しか出さない素敵な方だったんです。

 

ですから、いつもご近所さんとの交流があり、あるおばさんがおかずを届けたり、

床屋のおじちゃんが庭木を切ってくれたり、季節の果物を田舎から取り寄せては、

私たちのようなご近所さんにびっこ引きながらも届けて下さったりと、

近所の皆さんとたわいのない「共有」を長年されており、

「遠くの親戚より近くの他人」という言葉の通りだなぁと、姿から教わていました。

 

数年前、彼女の玄関の鍵が壊れて家に入れない事件が起き、

主人が鍵屋さんを呼んで助けたことがありました。

 

その時「何か困ったらいつでも言ってね」と私たちの携帯番号を書いて渡したり、

「昼間になっても雨戸が閉まってたら倒れてるかもしれんで、その時は頼むね」

なんて笑って言ってくれたこともありました。

 

それでも、2週間前に姿を見た時はいつもと変わりない様子に見えたので、

私の中に危機意識がありませんでした。

 

ある日、生協さんが異変に気付き、ご近所さんが息子さんと警察に連絡し、前夜に亡くなってたことが発覚。

 

規則正しくきちんと生活されてる方だったので、夕食作りか後片づけの頃、キッチンで倒れたようでした。

 

外傷もなくとても穏やかで綺麗なお顔でしたので、作業中に何か発作でも起きて息を引き取られたのかなと想像します。

 

年齢的にいつ旅立っても不思議ではないとわかりながらも、いつもと変わらず会えばお元気そうに見えたので、突然の出来事にご家族も近所の私たちもショックが大きかったです。

 

それでも、コロナ禍で葬儀を自粛された息子さんが、お世話になった近所の方がお別れができるようにとご自宅に迎えて下さり、最後に温かい時間を過ごさせていただけてとてもありがたかったです。

 

脳大成理論では「メメントモリ」という言葉を教わっています。

 

芸術家が今作ってる作品を人生最後の作品だと思って全身全霊で作る有様を表す言葉ですが、

私たちも、誰にでも明日があるとは限りません。

「あと何回、この人と会えるだろうか?」
「あと何回、このことができるだろうか?」

 

と考えてみることで、そのことへの取り組む姿勢、あり方が変わります。

 

おばあちゃまを突然亡くし、私は後悔がありました。

そこから学んだことを生かして、今生きてる大切なご近所さんや両親、義両親、年配のお友達にしていきたいことを、早速行動し始めています。

 

おばあちゃん、たくさんの愛情をありがとうございました。

 

心よりご冥福をお祈り申し上げます。