豊川市のS様邸の工事が無事に完工しました。

Before→Afterをご紹介します。

施工前の状態です。

駐車場側は外構施工は既にされておりましたが、お庭側が手付かずの状態でした。

そこで今回の工事は、道路境界ラインに合わせて地先ブロック(縁石)を設置し目隠しフェンスを立て、ここにプライベート外構空間を創ります。

既設の水道メーターが微妙な位置にあります。

なぜなら、目隠しフェンスを設置した場合、できれば水道メーター検針スタッフさんにお庭内に入ってきてほしくはありません。

お庭にプライベート空間を設ける為の目隠しフェンスですので。

かといって、この位置のまま水道メーターを避ける様にして目隠しフェンスを設置すれば、お庭がその分狭くなります。

 

そこで、水道メーターの位置を移動させる事にしました。

 

 

 

 

ここから工事スタートです!

まずは、地先ブロック(縁石)の設置です。

この地先ブロック設置の目的は、境界ラインを明確にする事だけではなくて、もう一つ重要な役割があります。

道路には勾配があり、大雨時にこのアスファルト道路から雨水がお庭内へ流れ込んでくるということで、それを少しでも堰き止めて雨水流入を軽減することが目的です。

フェンスの支柱の穴を掘った状態です。

支柱が立つと、いっきに外構空間が立体的になります。

ちなみにフェンス高さは1800hです。

 

 

 

完成です!

道路に勾配(高低差)がある場合、フェンスの下空きの隙間に合わせて段違いに板材を貼ったりすることも多いのですが、今回はあえて下端を揃えました。

スッキリ見えますし、これなら下草等の植栽で演出し、道路側からの美も演出できます。

その植栽の水やりも道路側にまわらなくてもOKなわけです。

今回のフェンスの板材はなんと! ハードウッド(イタウバ)です。

カズマデザインでの目隠しフェンスで採用されるフェンス板材は人工木(木粉50%と樹脂50%を練り混ぜたもの)が多いです。

アルミ形材色ではなんだか無機質で味気ない。

(例)アルミ形材色のフェンス

 

そこでかと言って、アルミに木目調のラッピングシールが貼られた板材はとても高値です。

高さと距離によりますが、人工木とくらべて1,5倍〜2倍くらいの高値になってしまいます。

(例)アルミに木目調ラッピングのフェンス

 

そこで、温もり感のあるコスパの良い目隠しフェンスは!?

ということで人工木が採用される事が多いのです。

(例)人工木のフェンス

 

そこで、みなさま気になるのは、コスパ最強の人工木フェンスと、今回のハードウッド(イタウバ)フェンスとの価格差ですよね。

ちなみ今回のサイズは、高さ1800h  距離6200+6200+3000 です。
価格差は約1.175倍くらいハードウッド(イタウバ)の方が高値になります。

これはお施主様のお好みと価値観によるのですが、上述のフェンス高さや距離があってこの金額差はけして高すぎる材ではないんじゃないかなと思う次第です。

ご参考までにm(_ _)m

今回の板材はハードウッド(イタウバ)です。

やはり本物の無垢の木は風合いが段違いですね。
美しい。
本物の木だからこそ1枚1枚色にまだらができ味が醸し出されて深みがでます。

 

水道メーターはここまでギリギリに地先ブロック(縁石)ギリギリまで移動させました。

春になれば、お施主様がDIYで樹木や下草、そして地面は芝生かグランドカバーを植えられるご予定ですよ♪

本当の完成は緑が広く高く色濃く育った5年後くらいでしょう。

楽しみです(^_^)

地先ブロック(縁石)で境界杭が隠れてはいけません。

かと言って境界杭をいじってはいけません。

そこで地先ブロックをくり抜いて、境界杭を目視できる状態にします。

職人さんの技が細部に冴え渡っておりますよ♪

こちらも防草シートと砂利を敷いて完成です。

おかげさまで無事に工事を終えることができました。

カズマデザインの工事はここで終わりますが、S様邸のお庭の進化(植栽)はまだまだこれからですよ♪

5年後、10年後が楽しみです(^。^)

ご家族でこのお庭のプライベート空間で楽しい物語を紡いで行っていただけたら、こんなに嬉しいことはありません。

S様、ご縁を頂きましてありがとうございました!