毎月夫婦で発行しています、月刊「暮らしはアート」9月号です。
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kazuma
自然との共存
先日、家族で新城市四谷の千枚田へ行って来ました。なんとも美しく壮大な麓に広がる棚田。日本人の心の故郷のようです。ここに来たのは二回目。来るたびに思い出す事があります。
それは、ジブリ映画の「おもひでぽろぽろ」。
1991年に公開されたアニメ映画です。その中にこんなセリフがありました。
(以下セリフ抜粋)
都会の人は森や林や水の流れなんか見で
すぐ自然だ自然だって
ありがたがるでしょう
でも ま 山奥はともかぐ
田舎の景色ってやつは
みんな人間がつくったもんなんですよ
(一部省略)
人間が自然と闘ったり
自然からいろんなものをもらったりして
暮らしているうぢに
うまいこと出来上がってきた景色なんですよ
(以上、抜粋終わり)
皆さん感じ方はそれぞれだと思いますが、自然に対してどういう印象を持ちますか?
美しいとか、癒やされる等のプラスイメージだけですか?
僕は美しさと同時に前人未到の大自然には、恐怖も感じます。
それは人と共存している田園風景とはあきらかに違うと印象です。
人と自然が共存しているだけで、安心できる場所になります。
田園風景はもちろん、緑豊かな美しく整備された公園、そして美しいお庭。
人が暮らしていくには、人が作った便利な人工物が必要です。文明の利器なしでは、不便さを感じると思います。
今では、インターネットもなかなか手放せないでしょう。
でも人工物だけでは、冷たい乾いた無機質な空間になりがちです。
だからこそ、日々の暮らしに、お庭の植物との共存は、とても大切な事だと思うのです。
一番身近な自然と人間との共存の空間です。お庭の植物には水やりが必要です。とくに、下草に水をやらなければ枯れてしまいます。
しかし、愛情こめてお世話をすれば、美と癒やしの恩恵を、そこに暮らす人に与えてくれます。
これから益々技術の進歩で便利な道具が、我々の暮らしに登場してくると思いますが、部屋の観葉植物や、お庭の植物を通して、日常生活で自然と楽しく共存していけたらと思います。
yoshimi
部屋が整うと防災もできる
九月一日は防災の日ですね。
「防災」と聞くと、食料の備蓄や非常用持ち出し袋をイメージされる方が多くありませんか?私も持ち出し袋を「なんとなく」用意したり、非常用の食料やお水を適当に用意していましたが、気づくと期限が切れていたり、肝心なものがなかったりしていました。整理収納アドバイザーですから、部屋はきれいに整っていますが、高い所にガラス瓶が飾ってあったり、ガラスの入った写真立てがダイニングにたくさん並んでいたり。「お気に入りのモノに囲まれて暮らしたい!」と思っていたので、安全性は二の次、三の次でした。(お恥ずかしい〜)
三年程前に防災士&整理収納アドバイザーの小野綾子さんと出会い彼女の防災講座に参加して私の意識は大きく変わりました。防災とは「頑張って備える」ことではなく、自分と家族に合った「無理なく続けられる方法」を日常の中でしていくことで、「もしもの時に役立つ」のが理想。万一被災した時、「日頃整えて備えておいて本当に良かったね」と家族でホッとできるのが目標だと理解できたのです。
防災と言っても、地震・火災・水害など色々ありますが、地震大国日本ですから、まずは地震でイメージしてみましょう。地震が来たら大きく揺れて部屋の中が散乱しますよね。まずは安全な住まいづくりが基本。
①不要なモノを取り除きモノの定位置を作る。
②転倒が心配な家具を固定し、耐震ラッチなどをつける。
③食料と水を最低三日分用意。南海トラフ地震は七日分必要と言われてます。賞味期限を管理しやすい「ローリングストック」がオススメ。食べ慣れない長期保存可能な防災食よりも、家族が好きな味のインスタント食品がオススメ。
④トイレ用品の用意。飲食と同じくらい、排泄も重要です。
整理収納で家が整い無駄な空間・時間・労力を手放せると、空いた空間に備蓄用品を収納し楽に管理できるようになるんです♫私も小野さんの防災講座を受けてとっても楽に防災ができるようになったので、受講生さんたちにもオススメしてます。皆さんも是非、小野さんの防災講座受けてみてくださいね!