kazuma
人生は選択と集中
若い頃にはなかなかこれが出来ませんでした「選択と集中」。
自分がまだ何者でもない若い頃、自分は何がしたいのか、
どういう人生を歩みたいのか、何が得意で何が苦手なのか。
知識と経験不足により判断材料が乏しかったことも関係していると思います。
あれこれと目移りもしました。
才能や環境といった条件もあります。
大学は芸術家を養成する場所へ一年受験浪人までして行きました。
その時点でかなり方向性は「選択」されていたはずです。
しかし寝食忘れて没入するほど「集中」は出来ていなかったと思います。
画学生時代は覚悟を決めきれずに迷いがありフワフワしていた4年間でした。
大学卒業後に一年バイトしてお金を貯めて、その次の一年間ドイツへ留学しました。
他国からの同じ年頃の留学生たちとの交流もあり、皆さんそれぞれ母国に愛国心がある事を知り、
そして自分自身、自国の事を何も知らないと気付かされて衝撃を受けました。
海を渡った
外から日本を見るという視点
に目覚めた瞬間でした。
むさぼるように本をたくさん読む様になったのは帰国して社会人になってからです。
社会人はサラリーマンデザイナーをながくしており、
その後、エクステリア外構設計とグラフィックデザイン制作をするデザイン事務所を独立開業して今に至っております。
45歳を過ぎたくらいからやっと
「自分がどう在りたいか」
という輪郭がはっきりしだしました。
45歳を過ぎてからです。
遅咲きですね(笑)今はもう51歳。
若い頃からの混迷期を経て、多くの失敗経験やスキル習得、15年以上続いている趣味のDIY、
当時無駄に思えていた経験等の今までの数々の経験や想いのピースが合わさり自己哲学が構築されてきました。
半世紀以上生きた今、時々「死期」という事を考えます。
若い頃は時間は無限にある様に勘違いしていました。
だからこそあれこれと目移りして手が出せたり、迷って思考停止して停滞する時間もたっぷり取れました。
しかし人生は有限である事をこの歳になると自然と感じます。
今は何かを「選択」する時に以前ほど迷わないと思います。
そして、
人生の有用期間を有意義に過ごす為に何かを「選択する」時に勇気を持って「捨てる」という行為も大切と知りました。
自分の中に自己哲学というモノサシが構築されてきたからです。
あとは「集中」するだけです。
僕は上述の様に「選択と集中」が苦手な混迷期間がながらくありました。
選択する、これ!と覚悟を決めるからこそ集中して何事も高いパフォーマンスに繋がっていくのだと思います。
もっと若い頃から「選択と集中」が得意だったら良かったんですけどね(笑)
yoshimi
夫婦ふたりで名古屋デート
夫婦で応援している若き画家の松本光太くんの個展が11/1〜12/1まで名古屋・錦のギャラリーラウンジYOYOで開催されており、
タイミングよく会期中に娘が修学旅行で不在の日があったため、夫婦2人で行くことができました。
バーの営業は20時からでしたが、
せっかく平日に2人で名古屋に行ける貴重な機会なので普段行かないような場所に行こうと、
午後から名駅のミッドランドスクエアのスカイプロムナードへ行ってみました。
ここは東海一の高さの展望台ということで、地上44階〜46階から名古屋の街を一望できるのですが、
この日は風のない穏やかな快晴でしたので、
名古屋の街だけでなく信州方面の山々まで一望できる素晴らしい眺めでした。
名古屋テレビ塔も何度か訪れていますが、見応えはスカイプロムナードの方が圧倒的です。
今後遠方から友人が名古屋に見えた際には案内するのにいいスポットだなと思いました。
夫婦2人でこういう場所に来ることも出産後は初めてだったので、デート感があり、とっても新鮮でした♡
高所から街を見下ろすと車や街ゆく人の小ささに目が向きますよね。
自分自身や置かれている状況を俯瞰することができるので、
気づきが起こりやすくリフレッシュには良いと言われています。
行ったことのない方は是非行ってみて下さいね♪
その後、私は冬服を見たかったので名駅でお買い物を、夫は名古屋市美術館の展覧会へと別行動を楽しみました。
18時半に栄で待ち合わせをし、久々に手羽先が食べたくなり世界の山ちゃんに行きました。
予約をしてなかったのでカウンター席になったのですが、向かい合って座らない良さがあるんですよね(笑)
お互いを横に感じながら話すことで安心して話したいことを伝えられたり、
同じ目標に向かって未来の話ができたりして、カウンター席の良さを思い出しました。
というのも、私たちが初めて出会った時に行ったレストランもカウンター席だったのです。
なんだか懐かしかったですね。
山ちゃんを後にし、栄の夜の街をテクテク歩きながら錦にあるギャラリーラウンジYoYoに向かいました。
もうクリスマスのライトアップが始めており、まだ子供がいなかった頃は名古屋に住んでいたので、
時々夫と栄の町を歩いた時のことを思い出しました。
早いものであれから15年も経つとは…年も取るわけですね(笑)
当時は豊川に住むことになることも、夫婦それぞれ起業して今の仕事をしていることも、
何もかも想像の外の世界でした。
未来は本当にわからないし、気持ち一つでいかようにも変えられることを新ためて感じましたね。
ギャラリーラウンジに着くとお客様が少なくほぼ貸切状態で、
バーのママや日替わりピアニストの素敵な女性が声をかけて下さり、楽しく過ごさせていただきました。
正直バーなんて自分で行くことがないので扉を開けるのもドキドキだった私たちだったのです。
でも松本光太くんのおかげでチャレンジができ、
ピアノの生演奏を聴きながら美味しいワインを片手に素晴らしい絵を眺めながらゆったり過ごすことができ、
なんとも言えないご褒美のような時間でした。
こういうのを「至福のひととき」と表現するのでしょうね。
元はと言えば光太くんがバーで個展をする挑戦をし、声をかけてくれたお陰。
ありがたかったです。
忙しい中、仕事を調整して快く一緒に出かけてくれた夫にも感謝感謝です。
夫婦で過ごす時間、大切ですね。
皆さんも夫婦2人の時間を大切に楽しんでくださいね。