kazuma
お庭の季節
暑くもなく寒くもなく外で過ごすのに良い季節です。
庭遊びが楽しい季節ですよ♪
以前から僕が皆様に推奨していますアルフレスコダイニング(戸外・庭で食事)もそう。
数少ない僕自身の趣味のDIYもそう。
お庭での活動が本当に楽しいです。
日常の自分自身の仕事がデザイン設計業務の為、パソコンモニターとにらめっこの引きこもりデザイナー(笑)
だからこそ、お庭に出て心のバランスを保とうとしているのかもしれません。
今の季節は、お庭の緑も青々とモリモリとどんどん元気にパワーアップしてきてます。
冬の緑の寂しい季節を知ってるからこそ、春の緑豊かな庭の魅力に喜びもひとしおです。
お庭は表情の変化があるからこそ味わい深いんですよね。
人生もまた季節のようなものです。
厳しい季節もありますが、時には暑くもなく寒くもない、心地よい季節が訪れます。
庭は人生と同様に季節の表情を変えることで深みを増すのだと思います。
人生もまたお庭のように移り変わっていきます。
僕はよくお施主様に、お庭の植物の成長と子育てを重ねた比喩表現をさせて頂く事があります。
外構工事のご相談を頂いた時に「植栽の美は憧れるけど世話が大変そう」といった事を聞く事があります。
そんな時にこう答えます。
「お庭の植物の成長は子育てと似たところがあります。
僕自身も子を持つ親ですから、子育てしてると子どもが色々な諸問題を巻き起こします。
時には面倒臭い問題を起こします。
でも愛情を込めて子供に向き合えば、その時は反抗したり素直な態度じゃなかったりしても、
結果的にスクスクと心美しく育つと思いませんか?
何よりも子供の存在が、夫婦二人だけの人生に新しい風を吹かせてくれて、
人生を味わい深い物語にしてくれます。
お庭の植物のお世話は子育てほど複雑ではありませんよ、とてもシンプルで簡単です」
こんなふうに(笑)。
実際に我が家のお庭は緑モリモリですが、管理はすごく楽してますよ。
雑草取りなんてたまにしかしませんけど、美観を保っていますよ、楽できるやり方があるんです。
そんな事も含めてカズマデザインにご相談ください。
庭遊びが楽しいのは、庭が美しく心地良いからです。
お庭はほとんど使わない余った空間ではなく「家族の物語を紡ぐ場所」です。
ご家族全員が心豊かな人生を育むキッカケの場所として、外構計画を真剣に考えてはみませんか?
yoshimi
良質な物語に触れる大切さ
私は人としてのあり方を磨くために心理学や脳科学を学んで7年目になりますが、
フランスの哲学者ポールリクールが発見された「物語的自己同一性」という概念を学んだ時、
私は深く感心し、今までの人生で自分が苦しんできた原因はコレだと腑に落ちました。
物語自己同一性とは、人は人生という「物語」の中に自己同一性(アイデンティティ)を見出すという概念であり、
自分が(意識的にも無意識にも)創り上げている自分の人生物語こそが、
自分の過去・現在・未来を繋ぎ、今の自分の性格や考え方を作り、今の現状を創り上げている
というのです。
それなりの年数を生きていると、人それぞれ過去にいろんな出来事を経験していますから、
「私は〜だったから、今〜している」と思っていることが色々あると思います。
例えば私なら「12歳の時に両親が離婚し転校先で集団いじめに遭って以来、人が怖くなり、人目を気にする子になった」とか、
「子供が産まれて片づけや掃除に手が回らなくなり、散らかる家にイライラする自分を変えたくて整理収納アドバイザーの資格を取った」という具合です。
みなさんもいろいろな物語をお持ちですよね。
問題はここからです。
例えば私の前者の物語、「私は集団いじめに遭ってから人が怖くなった」の続きをどんな物語にしていくかが、
私の人生を創っていくのです。
学びに出会う前の私は、「だから私は人前で話をすることが苦手」となり、
「大勢の前で講座をするより、少人数制にしよう」としたり、見知らぬ人がたくさん来る場所に行くのを避け、
知り合いのいる場所に出向くようにしていましたので、人間関係の幅が広げられずにいました。
でも今は「いじめに遭い人が怖くなったからこそ、それを乗り越えて人と関わることの素晴らしさを、
今悩んでいる人たちに伝えられる自分にしていく」という物語に書き加えました。
挑戦は必要ですが、小さな積み重ねの連続で人が怖いという思い込みは軽減されていき、
今では日本中の老若男女と交流できるようになりました。
つまり、
自分がどういう物語を紡いでいくかにより、
その先の思考・選択・行動が変わり、未来が大きく変わるんです。
作りたい未来に向かって物語を展開させるのは自分自身であり、自由なのです☆
私はこのことを学んだ時、人見知りな自分が嫌でたまらなかったのですが、
その状態を作っているのは自分が織り成してきた物語のせいなのだとハッとしました。
そして人生の主人公は自分なのだから、ここから物語がハッピーになり、
死ぬ時には家族やたくさんの方達に惜しまれて看取ってもらえる感動の物語にしようと強く思っています。
ではどうしたら物語を変えていけるのか。
それは良質な物語にたくさん触れる
ことだそうです。
自分が興味ある人、尊敬する人の物語を映画や本、番組などを見てたくさん触れ、
さらに興味を持って調べたり、身近で素敵だと思う人に、今までどのように逆境を乗り越えてきたか教えていただくなど、
人の物語に沢山たくさん触れて、自分の人生の物語の幅を広げていくのです。
子供に良質な物語の絵本を読み聞かせるのも、実はこのような効果が背景にあるんですね。
だから子育てができることや読み聞かせをすることは、自分の人生を豊かにしてくれる相乗効果なのですね。
このことを学んでからは、より積極的に人の物語を題材とした映画を観るようになりました。
先日も名古屋や浜松まで出向き、「パリタクシー」と「エッフェル塔・創造者の愛」を観てきました。
フランス映画は個人の人生物語を取り上げる傾向性にあるそうで、だから私は惹かれるのかもしれません。
どちらの映画も主人公の生き方・あり方がとても美しく、余韻に長く浸れる、また観たいと思う名作でした。
おすすめです☆