kazuma

 

デザイナーのデジタル環境の近未来

 

デザイン事務所を運営しておりまして、

エクステリアデザインと設計デザインとグラフィックデザインという2種類のジャンルのデザイン業務をしております。

 

そういったデザイン業務をする上でパソコンモニターのサイズはとても重要です。

現在の僕が使用しているモニターは、i-Macの27インチと、

DELLの23.8インチのモニターをデュアルモニターとして2画面を使用しています。

 

原稿を23.8インチのモニターで閲覧しながら、27インチのi-Macでイラレを使ってデザインするという事が多く、

イラレやフォトショはツールパレットだけでもモニター画面上場所を取りますので、

より作業スペースを広く使いたい場合は、これだけのモニターサイズや台数が必要になってきます。

 

OSをアップデートをしたりイラレ&フォトショも最新のバージョンにしたりしているうちに、

最近パソコン動作が遅くなってきました。

はやく最新の27インチ以上のi-Macに買い替えたいのですが、Macユーザーはご存知の通り、

現在i-Macの最新は24インチサイズしか販売されていません。

最新型のi-Macは現在24インチのみの販売

 

 

どうしても大画面の27インチ以上必要なんです。

 

Apple社は新製品発表するまで完全秘密主義ですので、i-Mac27インチの最新型がいつ販売されるかわかりません。

 

 

そんな折、先日の6月6日のAppleイベント「WWDC23」で驚きのすごい新製品が発表されました。

「Apple Vision Pro」です。

2007年に初めてi-phoneが発表された時以来の衝撃です。

スマホが我々の暮らしを変えたことはみなさんご存知の通りです。

その2007年の初めてi-phone発表!以来の皆さんの暮らしを劇的に変えていく製品の発表です。

 

 

過去の「暮らしはアート2022年7月号」にも執筆しましたが、

2022.7月号-暮らしはアート

 

まさに2018年に公開されたスティーヴン・スピルバーグの映画「レディ・プレイヤー1」の世界が本当に到来しそうな製品です。

 

 

この「Apple Vision Pro」のすごいところの1つとして、上述していましたモニターサイズに制限が無い!という事です。

やれ24インチだ、27インチだというモニターサイズの概念が無くなるわけです。

 

Apple社は「空間コンピューティング」というワードを使用しています。

 

 

いずれ僕のようなデザイン業務をしている人達も、

こういった没入感のあるVRゴーグルを装着してお仕事する時代がそこまで来てるのかな?と妄想した次第です。

 

部屋の中でVRゴーグルを装着してデザイン仕事してる様は、

側から見たらなんて滑稽で異様な姿なんだろう?

と想像してひとりで吹き出しそうになりました(笑)

「Apple Vision Pro」はすごく高額なのでまだ購入しませんけど、いずれ価格も下がり廉価版が出て、

そしてもっとスタイリッシュにサングラスのようにかっこよく薄型化されていくのも時間の問題だと思います。

 

なんて近未来テクノロジーの可能性にムフムフ想像しながらもとりあえず直近の問題は、

サクサクはやく動いてくれるi-Mac27インチ以上が発売されてくれないかなと待ち焦がれてます♪

 

 

 

yoshimi

 

水害から学んだこと

 

去る六月二日、

台風の影響による水害により、私の住む豊川市や隣の豊橋市では広い範囲で冠水し、

家屋やビニールハウスなどが浸水したり、多くの車が立ち往生し、道路が大混乱しました。

 

私もここまでの大雨になると予想できず、普段通りに娘を登校させてしまったが故に15時頃学校へ車で迎えに行くことになり、

普段45分で行ける距離が倍かかり、所々冠水した道路ではタイヤが半分以上浸かり緊張を伴いました。

 

帰り道はさらに車が増え、一向に進まなくなった国道を迂回して流れる道を探しながらなんとか無事に帰ることができました。

 

国道1号 動かなくなった車をよけながら水しぶきを上げて通行 一夜明けても冠水続く 愛知県豊川市 (メ〜テレ(名古屋テレビ))

 

幸い夫わが家は全員無事で自宅も被害はありませんでしたが、被害を受けた友人も何人かみえました。

名古屋で仕事を終えた友人は電車が途中で停まり帰宅難民となり、20kmも歩いて帰った人や、

駅でご家族のお迎えを待つのに3時間、さらに帰宅まで5時間かかり、家に着いた時には深夜2時半だった方。

 

やっと家につけたと思ったら膝が浸かるほどの浸水だったそうで、本当にお気の毒でした。

 

 

車を買ってまだ2ヶ月の友人はなんと廃車。掛ける言葉も見つからない中、

「命があるだけで良し」と前向きにテレビ取材に答える彼の姿はとても勇ましかったです。

 

 

今回の水害は歴史的な豪雨であり、この年まで豊川・豊橋で生きてきた私にとって初めて経験した規模の水害でした。

私が通ったところだけでも、豊川や豊川用水路、佐奈川の堤防が氾濫寸前な様子を見て、危機感を覚えたのは言うまでもありません。

 

見慣れたいつもの景色が、たった数時間で豹変するのが自然の恐ろしさであることを目の当たりにしました。
そんな想定外の災害が起きた時、多くの人は自分と自分の家族を守る行動に走ってしまうものだと思います。

 

恥ずかしながら私もそうでした。

 

娘を迎えに行き、家に無事にたどり着くことと、私も買ってまだ数ヶ月の車なので、

壊れては困ると、冠水した道路を避けることに必死でした。

 

 

しかし、こんな状況の中でも、利他的に行動された素晴らしい方々の存在をのちに知りました。

夜遅く豪雨が激しい中、立ち往生した車を避けながら進む車で混乱していた時、

勇敢な若者が車誘導をされていたそうです。

豪雨で冠水した交差点で立ち往生した車=愛知県豊川市で2023年6月3日午前9時29分、本社ヘリから(毎日新聞)

 

またこれはYouTubeで見ましたが、自宅前で動けなくなり帰宅難民となった5組もの方達を自宅に泊めていた方もいらっしゃいました。

豪雨の中、家の周囲を観察し、被災した見知らぬ人を自宅に招き入れるなんて、なかなかできることではないですよね。

私と同世代の方でしたので、本当に考えさせられました。

 

 

私は正直、また同じ規模の水害があったとしても、そのようなことはできないと思います。

でも、少しでもそうありたい、目指したい、と思いました。

おそらくそういう方たちは、常日頃から誰にでも親切にされている方でしょうね。

 

目の前で困っていたら声をかける、手を差し伸べる、そういう方だからこそ、大きなこともできるんだと思います。

そういう方に憧れます。

ならば目指します!

今回被災された方の一日も早い復旧を心より祈っています。