今回のネタはちょっと思い出話し。
便利な時代になりました。
車で出かけるにもスマホ。
電車で出かけるにもスマホ。
どこに出かけるにもスマホさえあれば、ルートも時刻表も必要金額も瞬時に分かります。
話はさかのぼりますが、1996年に僕はドイツに1年間滞在していました。
ガラケーはもちろんのこと、ポケベルもない時代でした。
ドイツで右も左もわからなかった当時の僕でも、ドイツ鉄道はとても解りやすかったです。
↑これは1999年のものですが、ドイツ現地での各駅に無料で置いてある時刻表です。
すごくシンプルで分かりやすい。
さすが整理整頓を得意とする国民性。
時刻表もシンプルで洗練されていてとてもわかりやすかったのです。
それに比べて1996年当時の日本の鉄道。
言葉がわかるはずなのに、なんと解りずらかったことか。
まず何番線のホームに行けばいいの?
から始まり、
案内標識のわかりずらさ、色の氾濫。
今でこそスマホが全部教えてくれますが、
1996年に当時は現地の言葉が不慣れな者にとって、
その場所の案内標識や時刻表の「わかりやすさ」頼みでした。
わかりやすいはドイツに限ったことではなく、
ヨーロッパは地続きのためか外国人の出入りが激しいので、
「シンプルでわかりやすく美しい」
案内標識が発展していったのだと思います。
ピクトグラム(シンプルな絵)も言葉のわからない外国人には大助かりです。
今回の記事はドイツ鉄道を例え話としましたが、これは今の時代の我々の日常生活にも言える事ではないでしょうか?
「シンプルでわかりやすく美しい」
と言うことはいつの時代でも大切なことなんだろうなと思った次第です。