みなさんご存知でしたか?

ペロブスカイト太陽電池。

次世代の驚きの太陽光技術です。

 

技術の発表があっただけで、まだ日本では製品化はされていません。

多くのお家の屋根に乗ってる従来の太陽光パネルはシリコン製です。
シリコンの結晶体は強度があまりない為に、ガラスやフレーム等で割れないように保護してあります。

一方、ペロブスカイトは薄くしたり、曲げたり、変形させたりする事ができます。

 

従来の太陽光パネルであるシリコン製の変換効率15〜20%くらいです。
変換効率というのは、太陽電池が光エネルギーを電気に変換する効率のことを言います。

ペロブスカイトはもともと3%くらいだったのが研究者の努力で

今では上記の数値(15〜20%)くらいの変換効率になってきました。

ペロブスカイトの特徴は下記の6つ。
①曲げることができる
②薄い(軽い)
③コストが安い(従来のシリコン性に比べて生産コスとはなんと!1/3くらい)
④塗ることもできる。
⑤少しの光でも発電可能(雨の日も曇りの日でも発電する)
⑥透過性がある(つまりガラスにも塗れる)

④の塗ることができる為、いろんな形状に対応できる。
つまりは外壁に塗ったり、屋根に塗ったりすることができる可能性があるという事です。

また、従来のシリコン製は輸入に頼っている部分が強いのですが、ペロブスカイトは国内で生産可能です。
なぜなら日本で調達可能な材料で作られているからです。

ペロブスカイトの主な材料はヨウ素です。

ヨウ素の生産は日本が世界2位です!世界の29%のシェアを持っています。(ちなみに世界1位はチリ)
推定埋蔵量は日本が圧倒的に世界1位だそうです。

ペロブスカイトは日本の技術ですがいずれ世界でも使われていく事は想像に難くありません。
そうなると主原料のヨウ素も世界で売れるので日本にとっては嬉しいことですね。

従来のシリコン製はレアメタルを使用している為、輸入に頼っていました。

 

シリコンの太陽光電池は製造時に1400度の高温で製造するらしいのでCO2もかなり出ますが、

ペロブスカイトは100度くらいで製造できるらしいです。

 

今現在のデメリットもあります。

 

①寿命が短い。耐用年数は5年。(従来のシリコン製は20年)
②ヨウ化鉛やヨウ化メチルといった体に悪いものを使っています。
つまりは発がん性があったり、神経障害があったり、吐き気や眩暈が発生しうる材料を使用しています。
③面積を大きくするほど発電効率にむらがでる。

 

上記の3つのデメリットは今後、製品化するにあたっての課題のようです。

しかし、これらの課題も技術立国日本の優秀な技術者たちはすごいスピードで克服していくと思いますよ。

 

近い将来、お家でエネルギーを購入しなくてもよい生活ができる未来がやってくるかもですね♪