
1996年、僕はドイツで1年間の留学生活を送りました。
日本と比べて圧倒的に冬が長く、日照時間が短いと感じたのを今でも覚えています。
特に冬場は朝8時になっても薄暗く、夕方4時にはもう暗くなってしまう。
だからこそ、晴れた日はドイツ人にとって貴重な時間。

みんなこぞって外に出て、カフェのテラス席で食事をしたり、公園で日光浴を楽しんだりします。
極端な話、公園で裸になって日光浴をする人までいるほど、太陽の光を求めているのです。

ドイツと日本の気候差と庭時間の違い
ドイツと日本の気候の違いを数値で見てみると、
その庭時間の過ごし方にも違いがあることがわかります。
さらに、月ごとの平均気温を比較すると、季節ごとの違いがより明確になります。
ドイツでは夏至の頃になると、夜10時近くまで明るいため、
仕事帰りにビアガーデンや公園でゆっくり過ごすのが一般的。
一方、日本の夏は湿度が高く、日中の屋外は暑さとの戦いになるため、
庭時間は朝や夕方以降が中心になります。
春から秋にかけて楽しむアルフレスコダイニング
日本の夏は昼間の炎天下では庭に出るのも一苦労ですが、
日が落ちると外の風が心地よくなります。
そこでおすすめしたいのが「アルフレスコダイニング」
これは屋外で食事を楽しむスタイルのことで、ヨーロッパでは定番の文化です。
アルフレスコダイニングの魅力
自然の風を感じながら食事ができる
開放感がありリラックスできる
家族や友人と気軽に楽しめる
照明やキャンドルで雰囲気を演出できる
我が家では、蚊の出る夏の夜も蚊取り線香を多箇所に置いてまでしてでも、
アルフレスコダイニングを楽しんでいます。
春から秋にかけての季節は、屋外での食事がますます心地よく感じられます。
これからの季節は「庭時間」を楽しもう
春から秋にかけては、まさに庭時間を楽しむのに最適な季節。
昼間のポカポカした陽気の中でティータイムを楽しんだり、
夜は星空を眺めながら食事をしたり。
少しの工夫で、日常の中に特別なひとときを生み出すことができます。
今年はぜひ、ご自宅の庭やベランダを活用して、
アルフレスコダイニングを取り入れてみてはいかがでしょうか?